首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)に率いられたNHK交響楽団(NHK Symphony Orchestra)のヨーロッパ・ツアーが3月4日、ベルギー・ブリュッセルのコンサートを最後に終了した。
2017年以来3年振りとなる今回のヨーロッパ・ツアーは2月22日、ヤルヴィの母国エストニアの首都タリンからスタート。その後、ロンドン、パリ、ウィーン、ケルン、ドルトムント、アムステルダム、ベルリン、ブリュッセルと、7か国9都市を回った。
取り上げたプログラムは、武満徹の《ハウ・スロー・ザ・ウィンド》、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、ブルックナーの交響曲第7番、ラフマニノフの交響曲第2番の組み合わせ。
共演ソリストは、ピアノのカティア・ブニアティシヴィリ、初共演となるチェロのソル・ガベッタ。
イタリア中心にヨーロッパにも新型コロナウイルスの感染が広がっているが、中止となったコンサートはなく、現地の演奏会評も好評。ツアーは成功裏に幕を閉じた。
写真:NHK Symphony Orchestra / Lorraine Wauters
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ブリュッセル発 〓 NHK交響楽団のヨーロッパ・ツアーが終了
2020/03/05
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