スペイン北部ビスケー湾を臨むサンタンデールで行われていた第20回「パロマ・オシェイ・サンタンデール国際ピアノ・コンクール」で5日、カナダ出身のイェーデン・イジク=ドズルコ(Jaeden Izik-Dzurko)が第1位を獲得した。2位に中国のザン・シャオル(Xiaolu Zang=臧小橹)、3位に日本生まれのマルセル田所(Tadokoro Marcel)が入賞した。また、6人のファイナリストに残った日本の仁田原祐(Yu Nitahara)がファイナリスト賞を受賞した。
イジク=ドズルコは今年4月のマリア・カナルス国際音楽コンクールに続く優勝。カナダ・サーモンアーム生まれの23歳で、ニューヨークのジュリアード音楽院でヨヘヴェド・カプリンスキーに学び、現在はカナダのブリティッシュ・コロンビア大学のコリー・ハムの下で研鑽を積んでいる。
コンクールは1972年の創設で、4年に一度の開催。自身もピアニストで、芸術家の支援者であるパロマ・オシェイが代表を務めるアルベニス財団が主催しており、ファイナル・コンサートはサンタンデール音楽祭期間中に開催される。今年は7月25日に開幕。スペインのピアニスト、ホアキン・アチュカロが審査委員長を務め、海老彰子やバリー・ダグラスも審査員を務めている。
写真:Santander International Piano Competition
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サンタンデール発 〓 第20回「パロマ・オシェイ・サンタンデール国際ピアノ・コンクール」でカナダ出身のイェーデン・イジク=ドズルコが優勝
2022/08/10
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