大阪交響楽団(Osaka Symphony Orchestra)が次期常任指揮者に山下一史(Kazufumi Yamashita)を迎えると発表した。また、ミュージックパートナーに柴田真郁(Maiku Shibata)、首席客演指揮者に髙橋直史(Naoshi Takahashi)を迎える。任期はそれぞれ2022年4月から3年。
山下は広島市生まれの60歳。桐朋学園大で学んでベルリン芸術大学に留学、1985年からヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントを務め、1986年には急病になった彼の代役としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して話題となった。
その後、スウェーデンのヘルシンボリ交響楽団の首席客演指揮者、九州交響楽団常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団正指揮者などを歴任してきた。常任指揮者としての披露演奏会は2022年5月の定期演奏会で、リヒャルト・シュトラウスの交響詩《英雄の生涯》などを指揮する。
柴田は国立音楽大声楽科を卒業後、藤原歌劇団などでアシスタント指揮者を務め、2005年にスペイン・リセウ大歌劇場のアシスタント指揮者に合格してさまざまなオペラ上演に携わってきた。
一方、髙橋は東京芸術大学、大学院終了後、ミュンヘン音楽大大学院を修了。バイエルン州立歌劇場で研さんを積み、ブランデンブルク市立歌劇場客演指揮者などを歴任。2006年からドイツのエルツゲビルゲ歌劇場の音楽総監督を務めてきた。
写真:Osaka Symphony Orchestra
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大阪発 〓 大阪交響楽団の次期常任指揮者に山下一史
2021/09/25
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