滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」がゴールデン・ウィーク時期に行ってきた音楽祭の公演ラインナップを発表した。これまで「近江の春 – びわ湖クラシック音楽祭」として行われてきた音楽祭は、2023年からは「びわ湖の春音楽祭」に名称を変更して行われることになった。
ゴールデン・ウィーク時期の音楽祭は2018年、ホールの芸術監督を務める指揮者の沼尻竜典の発案、プロデュースでスタートしたもの。この4月に沼尻に変わって阪哲朗が芸術監督に就任するのに伴い、名称に加えて内容も一新、2023年は4月29日、30日の2日間にわたって行われる。
初回のテーマは「ウィーンの風」。阪は「自分自身の音楽人生は、最初に訪れたウィーンから始まりました。色々な文化が混ざり合うウィーンという街を音楽祭を通して見られたら」と語り、プログラム編成以外でも、昨年の音楽祭にお目見えした入場無料の「オーストリア体感広場」は引き続いて特設される。
阪は3公演を指揮。「オープニング・コンサート」はソプラノの中嶋彰子を迎えたジーツィンスキーの「ウィーン、わが夢の街」など、得意とするオペレッタ・プログラムを組み、京都市交響楽団を指揮する。2日目は京都市交響楽団に加えて、「ファイナル・コンサート」で日本センチュリー交響楽団を指揮する。
期間中、本拠地の「びわ湖ホール」では12の有料公演が予定され、指揮の鈴木優人、サクソフォンの上野耕平、カウンター・テナーの藤木大地といったアーティストが顔を揃える。また、それらに連動した「びわ湖ホール声楽アンサンブル」の公演などが、滋賀県内の湖南市、長浜市、米原市、守山市などで行われる。
写真:Biwako Hall
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大津発 〓 滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」のゴールデン・ウィークは「近江の春 – びわ湖クラシック音楽祭」から「びわ湖の春音楽祭」に
2023/02/08
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