オーストリアの夏の音楽祭、ブレゲンツ音楽祭(Bregenzer Festspiele)が2024年夏の公演ラインナップを発表した。それによると、2024年は7月17日から8月18日の開催。上演されるオペラは、2022年、2023年のプッチーニ《蝶々夫人》から、フィリップ・シュテルツルが新演出を手掛けるウェーバー《魔弾の射手》に切り替わる。
開幕公演は、マックスにトーマス・ブロンデル、アガーテにヴェラ=ロッテ・ベッカー、カスパールにクリストフ・フィッシェッサー、クーノーにフランツ・ハヴラタ
エンヒェンにハンナ・ヘルフルトナー、オットカールにリヴュー・ホレンダーといった顔ぶれが揃い、ピットに入るウィーン交響楽団を音楽監督のエンリケ・マッツォーラが指揮する。
一方、祝祭劇場で上演されるオペラは、ロッシーニの《タンクレディ》で、こちらは7月18日、21日、29日の上演。こちらは演出がジャン・フィリップ・グロガーで、指揮はイーチェン・リン(=林沂蓁)。アルジーリオにアントニーノ・シラグーザ、タンクレディにアンナ・ゴリャチョーヴァが起用される。
また、8月12日、14日、16日には、ロッシーニ《婚約手形》とプッチーニ《ジャンニ・スキッキ》の通し上演が行われ、演出は音楽祭でマスタークラスも主宰しているブリギッテ・ファスベンダーが演出を手掛ける。ピットはレオ・マクフォール指揮のフォアアールベルク交響楽団。
音楽祭では2024年、2025年に《魔弾の射手》を上演した後、2026年、2027年にヴェルディ《椿姫》を上演することを発表している。演出はダミアーノ・ミケレット。
写真:Bregenzer Festspiele
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ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭が2024年夏の公演ラインナップを発表、上演オペラは《魔弾の射手》
2023/11/25
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