ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭が2024年夏の公演ラインナップを発表、上演オペラは《魔弾の射手》

2023/11/25

オーストリアの夏の音楽祭、ブレゲンツ音楽祭(Bregenzer Festspiele)が2024年夏の公演ラインナップを発表した。それによると、2024年は7月17日から8月18日の開催。上演されるオペラは、2022年、2023年のプッチーニ《蝶々夫人》から、フィリップ・シュテルツルが新演出を手掛けるウェーバー《魔弾の射手》に切り替わる。

開幕公演は、マックスにトーマス・ブロンデル、アガーテにヴェラ=ロッテ・ベッカー、カスパールにクリストフ・フィッシェッサー、クーノーにフランツ・ハヴラタ
エンヒェンにハンナ・ヘルフルトナー、オットカールにリヴュー・ホレンダーといった顔ぶれが揃い、ピットに入るウィーン交響楽団を音楽監督のエンリケ・マッツォーラが指揮する。


一方、祝祭劇場で上演されるオペラは、ロッシーニの《タンクレディ》で、こちらは7月18日、21日、29日の上演。こちらは演出がジャン・フィリップ・グロガーで、指揮はイーチェン・リン(=林沂蓁)。アルジーリオにアントニーノ・シラグーザ、タンクレディにアンナ・ゴリャチョーヴァが起用される。

また、8月12日、14日、16日には、ロッシーニ《婚約手形》とプッチーニ《ジャンニ・スキッキ》の通し上演が行われ、演出は音楽祭でマスタークラスも主宰しているブリギッテ・ファスベンダーが演出を手掛ける。ピットはレオ・マクフォール指揮のフォアアールベルク交響楽団。

音楽祭では2024年、2025年に《魔弾の射手》を上演した後、2026年、2027年にヴェルディ《椿姫》を上演することを発表している。演出はダミアーノ・ミケレット。

写真:Bregenzer Festspiele


  音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 パウル・バドゥラ=スコダ(91)オーストリアのピアニスト

  2. ウィーン発 〓 来年1月の《ナブッコ》で、ドミンゴが国立歌劇場にお別れ

  3. 訃報 〓 ペーター・スヴェンソン(57)ドイツのテノール歌手

  4. パルマ発 〓 ヴェルディ・フェスティバルが2021年の公演ラインナップを発表

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場の字幕サービスに中国語とスペイン語

  6. ウィーン発 〓 オーストリア音楽劇場賞の受賞式が市庁舎で

  7. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が今後の計画を発表、音楽祭150周年の2026年から新しい《指環》

  8. レイキャビク発 〓 エヴァ・オッリカイネンがアイスランド響の首席指揮者兼芸術監督に

  9. ウィーン発 〓 2023年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はフランツ・ウェルザー=メスト

  10. バイロイト・バロック 〓 音楽祭開幕、ポルポラのオペラ《カルロ・ディ・カルヴォ》で

  11. バーデン=バーデン発 〓 復活祭音楽祭の開催を断念

  12. グラフェネック発 〓 音楽祭開幕コンサートの指揮台に佐渡裕、幕開けは細川俊夫の新作ファンファーレ、ヴェルディのレクイエムは急きょ“合唱なし”

  13. エディンバラ国際フェスティバル 〓 2021年の概要を発表

  14. ウィーン発 〓 フィリップ・ジョルダン、国立歌劇場の音楽監督退任へ

  15. ロンドン発 〓 夏の音楽祭「BBCプロムス」が2019年秋に日本公演

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。