びわ湖の春音楽祭
Biwako Spring

[開催都市]
 Otsu … Japan
 大津 … 日本

[開催時期]
 2026:4.25 … 4.26


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滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」がゴールデン・ウィーク時期に音楽祭を起ち上げたのは2018年のことだった。ホールの芸術監督を務める指揮者の沼尻竜典の発案、プロデュースでスタートしたもので、音楽祭は「近江の春 – びわ湖クラシック音楽祭」と名付けられた。

音楽祭創設に当たり、沼尻は「びわ湖ホールという開かれた場で地域とのつながりを深める」、「音楽大学の文化祭の面白さを持って来る」、「人数競争に決別して演奏家の気持ちを最大限尊重する」、「プログラムはすべてオリジナル・コンテンツ」という明確な切り口を掲げていた。

また、毎年のテーマを有名なオペラ・アリアのタイトルから取ってくるところも洒落ていて、第1回目はグノーの《ロメオとジュリエット》から“私は夢に生きたい”、2年目はヴェルディの《運命の力》から“神よ、平和を与え給え”といった具合だった。

「湖畔広場」と呼ばれるスペースで、かがり火の中でオペラの野外公演を行うといった新しい試みにも果敢に挑戦。クラシック音楽以外のプログラムも取り込まれ、県の選択無形民俗文化財に指定されている人形浄瑠璃「冨田人形」の公演に加えて、地元高校の吹奏楽部の演奏など地元密着の姿勢も強かった。

そんな音楽祭が2023年から、大きく姿を変えることになった。この4月に沼尻に変わって阪哲朗が芸術監督に就任するのに伴い、名称も「びわ湖の春音楽祭」に変更、加えて内容も一新される。

阪が初回のテーマに選んだのは「ウィーンの風」。自らの音楽人生の原点であり、色々な文化が混ざり合う“音楽の都”ウィーンを、音楽祭を通して知ってもらおうと意気込む。得意とするオペレッタ・プログラム。を組んだのも、その現れだ。

阪は京都市交響楽団、日本センチュリー交響楽団を自ら指揮。そこにソプラノの中嶋彰子、指揮の鈴木優人、サクソフォンの上野耕平、カウンター・テナーの藤木大地、ピアノの高橋優介や梯剛之といった多彩なアーティストたちが顔を揃える。どう姿を変えていくのか、プロデューサーとしての阪の手腕に期待が高まる。

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