ザルツブルク音楽祭が3日、ロシアの「ガスプロム=Gazprom」との新しいスポンサー契約を結んだ。ガスプロム(Gazprom)は、1993年に誕生した半国営の天然ガス企業。プーチン大統領と緊密な関係にある独占企業で、天然ガスの生産と供給では世界最大手。音楽祭の大口スポンサーには、「ネスレ」、「アウディ」、「シーメンス」、「ロレックス」、「キューネ財団」が名を連ねるが、「ネスレ」に代わって「ガスプロム」が入ることになった。
音楽祭は2020年に100周年を迎えるが、ロシア企業がスポンサーに入るのは初めて。音楽祭のヘルガ・ラーブル=シュタドラー総裁は声明で、「オーストリアとロシアの関係は常に芸術と文化について特に強烈です。フェスティバルが世界で最高の評判を持っている場合、それはロシアのアーティストに負うところが大きいのです」と述べている。
写真:Gazprom
ザルツブルク音楽祭 〓 スポンサーの一角にロシアの「ガスプロム」
2019/10/07
【最終更新日】2019/10/17
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