新日本フィルハーモニー交響楽団(New Japan Philharmonic)が8月27日、次期音楽監督に佐渡裕(Yutaka Sado)を迎えると発表した。2016年からその任にあった上岡敏之の後任で、第5代音楽監督となる。任期は2023年4月から2027年3月までの4年。
佐渡は京都生まれの60歳。故レナード・バーンスタイン、新日本フィルの創設者で桂冠名誉指揮者でもある小澤征爾に師事。1989年のフランスのブザンソン国際指揮者コンクール優勝後、旺盛な指揮者活動を展開してきた。
現在、オーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督、兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者を務める。
新日本フィルとの初共演は1988年で、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝後最初の国内デビュー・コンサートでも共演。その後、1992年から1995年まで新日本フィルの指揮者陣に加わり、これまでに90回以上の共演を重ねてきた。
佐渡は2022年4月から1年間、音楽監督就任に先立ちミュージック・アドヴァイザーに就任、音楽監督の活動に向けて始動するという。新日本フィルは2021/2022シーズンは創立50周年という節目で、佐渡は2022年1月の「すみだクラシックの扉」から、50周年を彩る公演の指揮台にも立つ。
写真:Peter Rigaud
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東京発 〓 新日本フィルハーモニー交響楽団の次期音楽監督に佐渡裕
2021/08/27
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