新型コロナウイルス感染拡大を受けて、第11回の国際ピアノ・コンクールが中止となった浜松で、コンクールが行われる予定だった11月に国際ピアノ・フェスティバルが行われることになった。ピアノ・フェスティバルは意外に初めての試みで、過去のコンクールやピアノ・アカデミーの参加者たちが集結する。
フェスティバルが行われるのは7日から28日。開幕を飾るのは、前回第10回で優勝したトルコのジャン・チャクムルで、閉幕コンサートには牛田智大、髙木竜馬、小井土文哉というアカデミーのコンクール優勝者が出演、高関健指揮の東京交響楽団とベートーヴェン 、グリーグ、ショパンのピアノ協奏曲に取り組む。
期間中、現在の審査委員長を務める小川典子、第8回と第9回の審査委員長を務めた海老彰子、第4回の第2位で第12回「チャイコフスキー国際コンクール」のピアノ部門第1位を獲得した上原彩子の他、佐藤卓史、阪田知樹、實川風の出演が予定されている。
コンクールは浜松市の市制施行80周年を記念して1991年に創設されたもので、3年に一度の開催。第11回は過去最高の452名の応募があったが、新型コロナウイルス感染拡大による海外からの渡航制限などのため5月に中止が発表された。次回は2024年11月に行われる。
写真:Hamamatsu International Piano Competition
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浜松発 〓 国際ピアノ・コンクール中止の浜松で、初の国際ピアノ・フェスティバルを開催
2021/09/19
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