イタリア・ペーザロで行われているロッシーニ・オペラ・フェスティバル(Rossini Opera Festival)が2021年の音楽祭の日程を発表した。それによると、開幕は8月9日で閉幕は22日。《モーセとファラオ》、《イングランドの女王エリザベッタ》、《ブルスキーノ氏》、《スターバト・マーテル》の4つの新制作を含め、25の公演が行われる。
9日の開幕を飾るのは《モーセとファラオ》。1818年にナポリで初演された《エジプトのモーセ》を改作して、1827年パリで初演された作品で、ピエール=ルイジ・ピッツィが新演出を手掛ける。ジャコモ・サグリパンティ指揮のRAI国立交響楽団。歌手陣にはロベルト・タリアヴィーニ、アーウィン・シュロット、アンドリュー・オーエンス、エレオノーラ・ブラットらが起用される。
音楽祭を締め括るのは22日に行われるガラ・コンサート。「ガラ・ロッシーニ」と銘打たれ、ファン・ディエゴ・フローレスの音楽祭デビュー25周年も祝う。ミケーレ・スポッティ指揮のRAI国立交響楽団をバックに、フローレスの他、エレオノーラ・ブラットら音楽祭出演の歌手が多数出演する。
また、期間中に行われるアカデミー「アルベルト・ゼッダ」では、エミリオ・サージの原演出をマッテオ・アンセルミが再演出した《ランスへの旅》の上演に取り組む。こちらはルカ・バッラービオがロッシーニ交響楽団を指揮する。
写真:Rossini Opera Festival
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ロッシーニ・オペラ・フェスティバル 〓 2021年の音楽祭の日程を発表
2021/01/31
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