ベルリン発 〓 バレンボイムがベルリン州立オペラの音楽監督を退任

2023/01/06

指揮者のダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)が6日、ベルリン州立オペラ(Staatsoper Unter den Linden)の音楽監督退任を発表した。バレンボイムは1992年からその任にあり、ドイツ統一後のベルリン州立オペラを牽引してきた。2023年1月31日をもって退任するという。後任は発表されていない。

バレンボイムは昨年11月15日で80歳。2月の脊椎手術の後、神経系の重い病気と診断され、80歳の記念にベルリン州立オペラが新制作した10月の《ニーベルングの指環》の指揮をはじめ、ベルリン・シュターツカペレの11月のアジア・ツアー、誕生日に予定されていた記念コンサートも中止された。

この大晦日と元旦は久しぶりにベートーヴェンの《第九》を指揮した他、6日、7日、8日のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮台に立ち、健在ぶりをアピール。しかし、その後は、また療養生活に戻ることになっており、1月後半にザルツブルクで行われる音楽祭「モーツァルト週間」への出演をキャンセルしている。

退任に当たって「残念ながら、私の健康状態はこの1年で著しく悪化しました。音楽監督に当然求められるパフォーマンスを発揮することができなくなった。従って、2023年1月31日をもって、この活動に終止符を打つことをご理解いただきたい」という声明を発表している。

写真:Staatskapelle Berlin / Monika Rittershaus


関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2022年の「オーパンバル」開催を憂慮、新型コロナウイルスの感染再拡大受けて

  2. ベルリン発 〓 クリストフ・エッシェンバッハがベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団との契約を延長

  3. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が中止を発表、開幕延期はかなわず

  4. 東京発 〓 N響が首席指揮者のルイージと8月下旬に台湾ツアー

  5. ニュルンベルク発 〓 ニュルンベルク響が首席指揮者のジョナサン・ダーリントンとの契約を延長

  6. ベルリン発 〓 バレンボイムが一時的に現場復帰

  7. シンガポール発 〓 シンガポール響の次期音楽監督にフィンランドの指揮者ハンヌ・リントゥ

  8. デュッセルドルフ発 〓 インターナショナル・クラシック・ミュージック・アワード2025発表

  9. ベネチア発 〓 フェニーチェ劇場の運営委員会がベアトリーチェ・ヴェネツィの音楽監督就任を承認

  10. ロンドン発 〓 ロンドン・フィルの首席ホルンに20歳のアンネマリー・フェデーレ

  11. ベルリン発 〓 オーストラリア出身のトロンボーン奏者ジョナサン・ラムジーがベルリン・フィルのオーディションを通過

  12. 訃報 〓 アンジェロ・ロ・フォレーゼ(90)イタリアのテノール歌手

  13. 訃報 〓 タリン・フィービッグ(49)オーストラリアのソプラノ歌手

  14. ベルリン発 〓 ベルリンの7つのオーケストラが史上初の合同演奏会

  15. ミラノ発 〓 スカラ座の次期音楽監督にミョンフン・チョン

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。