ロンドン発 〓 ウィグモアホールが公演再開、内田光子も登場

2020/05/13

ロンドンのウィグモア・ホール(Wigmore Hall)は6月1日から、1時間物のランチタイム・コンサートのシリーズを始めることを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大でホールが閉鎖された後、演奏が行われるのは初めて。

ただ、BBCの「Radio3」放送用の聴衆なしの公演シリーズ。演奏家以外には、「Radio3」のプロデューサーやBBCのサウンドエンジニアら4人が立ち会うだけだという。現地時間の平日午後1時からライブ放送される。

シリーズはピアニストのスティーブン・ハフ(Stephen Hough)が起ち上げたもの。出演者の顔ぶれは多彩で、ピアノだけで、イモージェン・クーパー、アンジェラ・ヒューイット、ベンジャミン・グローヴナー、ポール・ルイス、内田光子らが顔を揃える。

また、ピアノ以外にも、クラリネットのマイケル・コリンズ、カウンターテナーのイエスティン・デイヴィス、ギターのショーン・シベ、ヴィオラのティモシー・リダウトたちが出演する。

写真:Wigmore Hall


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 ドミンゴがメトロポリタン歌劇場を“自主降板”

  2. ベルリン発 〓 州立オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、バレンボイムの後任は発表されず

  3. ボーンマス発 〓 指揮者のキリル・カラビッツが来夏でボーンマス響の首席指揮者を退任

  4. ロサンゼルス発 〓 カルダー四重奏団のメンバーが交代

  5. ロンドン発 〓 ラトルら世界的な音楽家119人が嘆願書、ウクライナ侵略戦争の即時停止、ロシアのアーティストの一律ボイコットに反対の訴え

  6. パリ発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラがフランス放送フィルの首席客演指揮者に

  7. アテネ発 〓 ギリシャ国立オペラが新制作の《ドン・ジョヴァンニ》をストリーミング配信

  8. サンティアゴ発 〓 アンドレ・リュウ率いる“ヨハン・シュトラウス・オーケストラ”がチリで立ち往生

  9. サリー発 〓 グランジ・パーク・オペラが2026年からワーグナーの《ニーベルングの指環》4部作を4年掛けて上演

  10. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ劇場のジェニファー・オローリン、ルシアン・クラスネクにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  11. ベルリン発 〓 州立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  12. ストックホルム発 〓 エサ=ペッカ・サロネンが2024年の「ポーラー音楽賞」を受賞

  13. 訃報 〓 ヴォルフガング・ベッチャー(86)ドイツのチェロ奏者・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元首席奏者

  14. バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラが新型コロナウイルス検査で陽性反応

  15. 訃報 〓 ラドゥ・ルプー(76)ルーマニア出身のピアニスト

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。