フランスのトゥーロン歌劇場(Toulon Opera)が音楽監督に指揮者でピアニストのヴィクトリアン・ヴァノステン(Victorien Vanoonsten)を迎えると発表した。任期はこの1月からという。トゥーロンは南仏人気リゾート地で、マルセイユとニースの間に位置し、フランス海軍の拠点の街。
ヴァノステンはフランス北部リール生まれの40歳。パリの高等音楽院でミシェル・ベロフに師事。その後、パリとヘルシンキで指揮を学んだ。2018/2019シーズンにベルリン州立オペラで、音楽総監督を務めていたダニエル・バレンボイムのアシスタントを務め、2019年からスイスのアンサンブル・シンフォニック・ドゥ・ヌーシャテルの芸術監督を務めている。
トゥーロン歌劇場はカンパニーとしてトゥーロン、アビニヨン、ニース、マルセイユで公演を行っている。座付きのオーケストラは2021年9月から、オペラ担当にイタリアのヴァレリオ・ガッリを、コンサート担当にポーランドのマルゼナ・ディアクンを首席指揮者に迎える双頭体制を取っており、ヴァノステンが就任する音楽監督は新たに設けられたポスト。
写真:SP-Aurinko
トゥーロン発 〓 トゥーロン歌劇場の音楽監督にヴィクトリアン・ヴァノステン
2024/01/15
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