ブラウンシュヴァイク発 〓 州立劇場が《蝶々夫人》のポスター・デザインを変更、旭日旗を連想させるという抗議受け

2020/02/15

旭日旗を連想させるポスターの使用はまかりならんー。ドイツのブラウンシュヴァイク州立劇場が11日、《蝶々夫人》のポスター・デザインを変更すると発表した。劇場オーケストラの中国、韓国出身のメンバーからの抗議を受けたのが原因。2018年までオーケストラの首席ヴィオラ奏者で、現在はライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者を務めるキム・サラも劇場に抗議文を送ったという。

抗議を受けた《蝶々夫人》は新制作のプロダクションで、6月27日から7月15日まで市内中心部の広場に設けられる野外劇場で上演されるもの。ポスターは黒い地に旭日のイメージが広がり、そこに「Butterfly」の文字が掛かっている。演出を手掛けるアンドレア・シュヴァルバッハの演出プランでは、旭日のイメージ映像が床に映し出され、それが壊されるという日本賛美とは真逆の内容。

写真:Staatsorchester Braunschweig


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. フィラデルフィア発 〓 フィラデルフィア管弦楽団が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表、トゥガン・ソヒエフも客演

  2. ヒューストン発 〓 ヒューストン・グランド・オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新しいストリーミング・サービスを開始

  4. サンクト・ペテルブルク発 〓 ゲルギエフが本拠地マリインスキー劇場に復帰、続いてモスクワで《ニーベルングの指環》

  5. 訃報 〓 アントン・コッポラ(102)米国の指揮者、作曲家

  6. 訃報 〓 ノルベルト・バラチュ(92)オーストリアの合唱指揮者

  7. ロンドン発 〓 新型コロナウイルス感染のアンネ=ゾフィー・ムターがネット上でカルテット演奏

  8. ウィーン発 〓 バルトリが国立歌劇場にデビュー!

  9. マドリード発 〓 マルゼナ・ディアクンが来シーズンからマドリード州立管の芸術監督に

  10. ドナウエッシンゲン発 〓 音楽祭の開催中止を発表

  11. ドルトムント発 〓 市立オペラがガブリエル・フェルツとの契約を延長

  12. フランクフルト発 〓 hr響が首席指揮者のアラン・アルティノグリュとの契約を延長

  13. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ州立劇場の次期首席指揮者にアルゼンチン出身のルベン・ドゥブロフスキー

  14. クレルモン=フェラン発 〓 フランス国立オーベルニュ管弦楽団の次期音楽監督にトマス・ツェートマイアー

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新作の《カルメン》のストリーミング配信へ、カストロノーヴォの代役にベチャワ、ラチヴェリシュヴィリは現場復帰

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。