ボストン発 〓 ヘンデル・ハイドン協会が次期芸術監督に英国の指揮者ジョナサン・コーエン

2022/11/19
【最終更新日】2022/11/22

米国のヘンデル・ハイドン協会が次期芸術監督に英国の指揮者ジョナサン・コーエン(Jonathan Cohen)を迎えると発表した。任期は2023/2024シーズンから。ヘンデル・ハイドン協会は「H+H」の愛称で知られる、ボストンを拠点とする古楽オーケストラ。設立は1815年と、米国で最も長い歴史を持つ芸術団体の一つ。

コーエンは1977年、マンチェスター生まれの44歳。ケンブリッジ大学クレア・カレッジで学んだ後、チェロ奏者としてキャリアをスタート。指揮者に転身後、欧米各地のオーケストラに客演を続けている。

そのかたわら、英国ではロンドン・ハイドン四重奏団や古楽アンサンブル「アルカンジェロ」を起ち上げ、テットベリー音楽祭の芸術監督などを歴任。カナダでも、ケベックの「レ・ヴィオロン・デュ・ロワ」の音楽監督を務めるなど、古楽界の若き牽引者の一人。

写真:Handel and Haydn Society


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 オペラ・フェスティバル「ガーシントン・オペラ」が2021年上演の《薔薇の騎士》をストリーミング配信

  2. ボローニャ発 〓 人気演出家のダミアーノ・ミケレットが映画監督デビュー

  3. ウィーン発 〓 「ヘルムート・ドイチュ国際歌曲コンクール」でテノールの尼子広志が優勝

  4. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルの第2バイオリンの首席奏者クリストフ・コンツが指揮活動

  5. ロサンゼルス発 〓 2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ウィーン発 〓 国立歌劇場の世界初演《オルランド》で演出家が交代

  7. パリ発 〓 ハーディングの後任にクラウス・マケラ、パリ管の次期音楽監督

  8. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭の《ワルキューレ》でヴォータン役のトマス・コニエチュニーが怪我で途中降板

  9. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラが新シーズンの公演ラインナップを発表、音楽監督パッパーノは最後のシーズンで新制作の《ニーベルングの指環》を指揮

  10. ロンドン発 〓 BBCコンサート・オーケストラの首席客演指揮者にアンナ=マリア・ヘルシング

  11. ウィーン発 〓 カウフマンが「黄金の市庁舎の男」を受章

  12. ワシントン発 〓 ナショナル響がストライキに突入、新シーズンの開幕コンサートがお流れに

  13. ローマ発 〓 フィレンツェ歌劇場の総裁に就任したばかりのカルロ・フォルテスに対し、労働安全規則違反で16カ月の実刑判決

  14. ニューヨーク発 〓 ラトルが《薔薇の騎士》で1日だけ代役を依頼

  15. グラナダ発 〓 国際音楽舞踏祭の開催の最終判断は5月20日に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。