ベルリン発 〓 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

2021/06/17

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表した。

首席指揮者・芸術監督のキリル・ペトレンコはバイエルン国立歌劇場の音楽総監督兼任を終え、新シーズンからベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に専任する。新シーズンのテーマの一つはストラヴィンスキーで、《春の祭典》など彼の作品が集中的に取り上げる。

ペトレンコがコンサート形式ながら、チャイコフスキーのオペラ3作品を指揮するのも話題の一つで、11月にバーデン=バーデン音楽祭に客演して《マゼッパ》、2022年1月に《イオランタ》、4月に再びバーデン=バーデン音楽祭に客演して《スペードの女王》を手掛ける。

新シーズンにオーケストラ・デビューする指揮者は、グスターボ・ヒメノ、アントネッロ・マナコルダ、ヨーン・ストルゴーズ、そして、ジョン・ウィリアムズ。

ウィリアムズは昨年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に指揮者デビューして話題を集めたばかり。89歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団デビューを飾ることになり、10月14日、15日、16日に登場。今回も《スター・ウオーズ》や《ハリー・ポッター》といった自作の映画音楽作品を指揮する。

客演指揮者陣はヘルベルト・ブロムシュテット、サイモン・ラトル、グスターボ・ドゥダメル、アンドリス・ネルソンス、ズービン・メータ、ダニエル・バレンボイムといつもと変わらないが、毎年のように客演していたクリスティアン・ティーレマンの名前が消えた。

写真:Berliner Philharmoniker


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場が新制作の《リゴレット》、《コジ・ファン・トゥッテ》をストリーミング配信

  2. デュッセルドルフ発 〓 アダム・フィッシャーが首席指揮者を務めるデュッセルドルフ響との契約を延長

  3. マドリッド発 〓 RTVE交響楽団の次期首席指揮者・音楽監督にクリストフ・ケーニヒ

  4. サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ響も2020/2021シーズンをキャンセル

  5. フィレンツェ発 〓 ジェームズ・レヴァインの現場復帰がお預けに

  6. ベルリン発 〓 ドイツの7つコンサートホールがキーウ響支援のためのドイツ演奏ツアー

  7. バレンシア発 〓 ビオンディがソフィア王妃芸術宮殿の音楽監督を辞任

  8. ベルン発 〓 市立劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  9. 訃報 〓 ヘスス・ロペス・コボス(78)スペインの指揮者

  10. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  11. ヒューストン発 〓 ヒューストン響が音楽監督のユライ・ヴァルチュハとの契約を延長

  12. ザルツブルク発 〓 聖霊降臨祭音楽祭が開催中止を発表

  13. ウィーン発 〓 2023年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はフランツ・ウェルザー=メスト

  14. 訃報 〓 エドゥアルド・アルテミエフ(86)ロシアの作曲家

  15. 松本発 〓 セイジ・オザワ松本フェスティバルが開催断念を発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。