スペインのナヴァラ交響楽団(Orquesta Sinfónica de Navarra)が19日、次期首席指揮者兼芸術監督に香港出身のペリー・ソー(=蘇柏軒)を迎えると発表した。任期は2022/2023シーズンから3シーズン。
ソーは1982年、香港生まれの40歳。ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、ヴィオラ、作曲などの音楽教育を受けた後、イェール大学で20世紀の中央ヨーロッパの音楽と文学について研究、比較文学の学位を取得した。卒業後、ボルチモアのピーボディ音楽院で指揮を学び、2008年の第5回「国際プロコフィエフ指揮者コンクール」で第1位と特別賞を受賞している。
その後、香港フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を経て、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の第1回「ドゥダメル・レジデンシー・プログラム」の一人となり、さまざまなオーケストラにデビューを重ねている。
ナヴァラ交響楽団はバスク地方パンプローナを拠点に活動しているオーケストラ。1879年の設立には、有名なヴァイオリニストのサラサーテが関わり、スペインで最も古い歴史を持つ。
写真:Perry So
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パンプローナ発 〓 ナヴァラ響の次期首席指揮者に香港出身のペリー・ソー
2022/05/21
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