若手指揮者サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(Santtu-Matias Rouvali)が2022/2023で母国フィンランドのタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者を退任することになった。ロウヴァリは2021/2022シーズンからエサ=ペッカ・サロネンの後を受け、任期5年でロンドンを拠点とするフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者を務めている。
ロウヴァリは1985年、ラハティ生まれの36歳。ロンドンのメジャー・オーケストラの首席指揮者としては最年少で、2017年からはスウェーデンのエーテボリ交響楽団の首席指揮者も兼任。コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者も務め、ここにきて、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の次期音楽監督候補にその名前が挙がるなど、その存在感を急速に高めている。
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者に就任したのは2013年で、現地紙「Sanomat」に対し、「このままでも良かったのですが、オーケストラにはもっと存在感のある首席指揮者が必要。4週間しかいない私ではなく、もっと一緒にいる首席指揮者のもとで今こそオーケストラは前進しなければならない」と語っている。
写真:Tampere Philharmonic Orchestra / Kaupo Kikkas
タンペレ発 〓 サントゥ=マティアス・ロウヴァリが2022/2023でタンペレ・フィルの芸術監督兼首席指揮者を退任
2022/04/06
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