ドイツ7都市のコンサートホールが急きょ、ウクライナのキーウ交響楽団(Kyiv Symphony Orchestra)支援のため、ドイツ演奏ツアーを企画した。キーウ交響楽団は創設40年を迎えたが、ロシアのウクライナ侵略で存続の危機を迎えており、ホール側はオーケストラを招くことでウクライナへの連帯を示したいという。
ツアーは2018年から首席指揮者を務めるイタリア人指揮者ルイージ・ガゲーロ(Luigi Gaggero)に率いられ、4月25日にドレスデンのクルトゥアパラストからスタート。その後、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ベルリン・フィルハーモニー、ハンブルク・エルプフィルハーモニーを回る。ハンブルクでは、ハンブルク国際音楽祭への出演となる。
ツアーでは、ウクライナの3人の作曲家マキシム・ベレゾフスキー、ミロスラフ・スコリク、ボリス・リャトシンスキー、フランスの作曲家エルネスト・コソンの作品を取り上げる予定。ソロ・ヴァイオリンは、ウクライナ出身のディアナ・ティシェンコとアレクセイ・セメンコが務める。
写真:Kyiv Symphony Orchestra
ベルリン発 〓 ドイツの7つコンサートホールがキーウ響支援のためのドイツ演奏ツアー
2022/04/06
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