チャイコフスキー記念大交響楽団(旧・モスクワ放送交響楽団)が92歳を迎えた巨匠ウラジミール・フェドセーエフ(Vladimir Fedoseyev)の後任の首席指揮者兼音楽監督に若手指揮者アルセンティ・トカチェンコ(Arsenty Tkachenko)を迎えることが明らかになった。ロシアのメディアが報じたもの。
トカチェンコはモスクワ生まれの34歳。イッポリトフ=イワノフ国立音楽教育学院で学び、2012年の第3回「イリヤ・ムーシン全ロシア若手指揮者コンクール」で優勝。その後、ロシア国立フィルハーモニー管弦楽団の副芸術監督兼指揮者を務め、2024年6月からはノヴォシビルスク・フィルハーモニー室内管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者を務めている。
モスクワ放送響は1930年の創設。アレクサンドル・ガウク、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーの後、1974年からフェドセーエフがずっと首席指揮者兼音楽監督を務めてきた。2024年7月には首席客演指揮者にフェリックス・コロボフを迎えていた。
モスクワ発 〓 フェドセーエフがチャイコフスキー記念大交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を退任、後任に若手アルセンティ・トカチェンコ

2025/02/02
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