米国スプリングフィールドを本拠地とするイリノイ交響楽団(Illinois Symphony Orchestra)が空席となっていた音楽監督に日本生まれの福村太一(Taichi Fukumura)を迎えると発表した。任期はこの7月からで、2017年から2022年にかけてその任にあったケン・ラムの後任。
福村は東京生まれの31歳。生後間もなく渡米、ボストンで育ち、3歳からヴァイオリンを始め、長じてボストン大学でヴァイオリンを学んだ。その後、ノースウェスタン大学でヴィクター・ヤンポルスキーに師事、指揮の修士号と博士号を取得。アスペン音楽祭にも参加している。
これまでに4度、ショルティ財団の米国キャリア支援賞を受賞しており、2023年の「マーラー国際指揮者コンクール」で第2位を獲得。現在は音学監督ロバート・スパーノの下で、フォートワース交響楽団のアシスタント・コンダクターを務めている。
写真:Mahler Competition / Marian Lenhard
スプリングフィールド発 〓 イリノイ響の音楽監督に日本生まれの福村太一
2024/06/07
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