ヘルシンキ発 〓 スザンナ・マルッキがヘルシンキ・フィルの首席指揮者退任へ

2021/12/12

ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(Helsingfors Stadsorkester)の首席指揮者を務めるスザンナ・マルッキ(Susanna Malkki)が2022/2023シーズンの終了をもって退任することになった。首席指揮者に就任したのは2016年で、2019年に契約を延長したが、オーケストラ側からの再延長の打診を断ったという。

マルッキは1969年、ヘルシンキ生まれの52歳。チェリストとして音楽の道に進み、シベリウス音楽院、ストックホルムエズバーグ音楽院、ロンドンの王立音楽院で学び、1995年から1998年までエーテボリ管弦楽団の首席チェリストを務めた。

その後、シベリウス音楽院に再入学。エリ・クラス、レイフ・セーゲルスタムたちに学んで指揮者に転身した。2006年から2012年には、現代音楽演奏のために設立された室内オーケストラ、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めた。

写真:Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 パウル=ハインツ・ディートリヒ(90)ドイツの作曲家

  2. パリ発 〓 フランス文化省がパリ国立オペラに対する予算を600万ユーロ削減

  3. カーディフ発 〓 BBCウェールズ・ナショナル管の次期首席指揮者にライアン・バンクロフト

  4. ロンドン発 〓 英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞を発表

  5. ヒューストン発 〓 ヒューストン響が音楽監督のユライ・ヴァルチュハとの契約を延長

  6. ニューヨーク発 〓 ハイフェッツの全盛期支えたストラディヴァリウスが75年ぶりにオークションに

  7. 東京発 〓 読響のコンサートマスターに戸原直

  8. ベルリン発 〓 ベルリン・フィル恒例の「ヨーロッパ・コンサート」、2026年はエステルハージ宮殿で

  9. パリ発 〓 パリ国立オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  10. グラスゴー発 〓 トマス・ダウスゴーまた離任、BBCスコティッシュ交響楽団が後任にライアン・ウィグルスワース

  11. ボーフム発 〓 ボーフム響の音楽総監督を務めるトンチエ・チュアンが任期満了の2025/2026シーズンで退任

  12. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・オペラの音楽監督にドミンゴ・インドヤン、ジェームズ・コンロンの後任

  13. ベルリン発 〓 ベルリン州立オペラが2022/2023シーズンの公演ラインナップ発表、バレンボイム音楽監督30周年で新しい「リング」が登場

  14. ロンドン発 〓 ブリン・ターフェルがイングリッシュ・ナショナル・オペラ存続のための嘆願活動

  15. ドレスデン発 〓 バリトン歌手のハンス=ヨアヒム・ケテルセンがザクセン州立オペラの名誉会員に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。