英国のロイヤル・オペラ(Royal Opera House)がヴェルディ《イル・トロヴァトーレ》に出演する予定だったユシフ・エイヴァゾフ(Yusif Eyvazov)の降板を発表した。夫人のソプラノ、アンナ・ネトレプコが出演しないならば自分も出演しないと主張、歌劇場側と意見が対立したという。
新制作の《イル・トロヴァトーレ》は6月2日が初日。演出はアデル・トーマスで、マリーナ・レベカ、リュドヴィク・テジエ、ロベルト・タリアヴィーニらが出演する。エイヴァゾフの代役はリッカルド・マッシが務める。
ロシアのウクライナ侵略が始まって以降、ロシアのプーチン大統領に近いとみられたネトレプコに対してオペラ・カンパニーの対応は分かれており、ウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座は起用、ロイヤル・オペラは起用しない方向。長年続けてきたボリショイ劇場の夏のバレエ公演も中止している。
写真:Arena di Verona
ロンドン発 〓 ネトレプコとの共演断られ、夫君のエイヴァゾフが新制作のロイヤル・オペラ《イル・トロヴァトーレ》を降板
2023/01/18
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