ウィーン発 〓 国立歌劇場で陽性反応、《フィガロの結婚》と《カルメン》上演延期を発表

2021/02/01

ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)がモーツァルト《フィガロの結婚》、ビゼー《カルメン》の上演延期を発表した。発表によると、《フィガロの結婚》に出演する合唱団メンバー、《カルメン》のタイトルロールに起用されたアニタ・ラチヴェリシュヴィリ(Anita Rachvelishvili)に新型コロナウイルスの陽性反応が出たためという。

どちらも無観客で上演する予定だったもの。《フィガロの結婚》は名舞台として知られるジャン=ピエール・ポネルの演出で2月1日に上演、ライブ・ストリーミングの予定だった。一方、《カルメン》はカリスト・ビエイトが新演出による新作で、7日に上演、ライブ・ストリーミングの予定だった。1日のストリーミングは《フィガロの結婚》に代わりに《薔薇の騎士》が配信される。

写真:Wiener Staatsoper


関連記事

  1. 訃報 〓 アレクサンドル・ブズロフ(38)ロシアのチェロ奏者

  2. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新制作の《薔薇の騎士》をライブ・ストリーミング

  3. ザルツブルク発 〓 モーツァルト週間が2026年に新制作の《魔笛》を上演

  4. 東京発 〓 新国立劇場が2025/2026シーズンのオペラの公演ラインナップを発表

  5. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  6. モスクワ発 〓 ボリショイ劇場の総支配人らモスクワの芸術家がプーチン大統領に「ウクライナでの特殊作戦」停止を求める請願書を提出

  7. ストックホルム発 〓 ドロットニングホルム宮廷劇場が27日からヘンデル《アグリッピナ》をストリーミング配信

  8. ベルリン発 〓 オーストラリア出身のトロンボーン奏者ジョナサン・ラムジーがベルリン・フィルのオーディションを通過

  9. ロンドン発 〓 置き忘れたヴァイオリン、スティーブン・モリスに戻る

  10. ノヴァーラ発 〓 名門「グイード・カンテルリ国際指揮者コンクール」が復活

  11. セヴァストポリ発 〓 ロシア文化省が建設中のセヴァストポリ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督にイルダール・アブドラザコフ

  12. シカゴ発 〓 シカゴ響が2022年1月の台湾、中国、日本ツアーの中止を発表

  13. シュトゥットガルト発 〓 コルネリウス・マイスターが州立劇場の音楽総監督退任へ

  14. クイーンズランド発 〓 クイーンズランド響が首席指揮者を務めるウンベルト・クレリチとの契約を延長

  15. シカゴ発 〓 ムーティとシカゴ交響が来年も全米ツアー

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。