シンガポール出身のカーチュン・ウォン(Kahchun Wong=黃佳俊)が日本フィルハーモニー交響楽団(Japan Philharmonic Orchestra)の首席客演指揮者に就任することになった。8月25日にオーケストラが発表した。任期は2021年9月から2年間。
ウォンはシンガポール生まれの35歳。ドイツ・ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でオペラとオーケストラの指揮を学び、2014年に修士号を取得。2016年にバンベルグ交響楽団が主宰する「グスタフ・マーラー指揮者コンクール」でアジア人として初めて優勝した。2018/2019シーズンからドイツのニュルンベルク交響楽団の首席指揮者を務めている。
日本フィルには昨年2020年3月にデビューする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大でキャンセルされ、この3月に初共演が実現している。首席客演指揮者就任披露演奏会が12月に予定され、マーラー・シリーズの第1弾として、交響曲第5番を取り上げるという。
写真:Japan Philharmonic Orchestra / Atushi Yamaguchi
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東京発 〓 日本フィルの首席客演指揮者にシンガポール出身のカーチュン・ウォン
2021/08/28
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