ロッシーニ・オペラ・フェスティバル(Rossini Opera Festival)が次期芸術監督にテノール歌手のファン・ディエゴ・フローレス(Juan Diego Flórez)を迎えると発表した。2016年からその任にあり、現在は総裁も務めるエルネスト・パラシオ(Ernesto Palacio)の後任で、任期は2022年1月1日からスタートする。
フローレスは1973年、ペルーの首都リマ生まれの48歳。リマの音楽院で学び、ポップス界へのデビューを図るも、同郷の先輩であるテノール歌手のパラシオの勧めでオペラの道に進み、1996年のロッシーニ・オペラ・フェスティバルでプロ・デビューした。
その後、伸びやかな声と輝かしい高音で一躍注目を集め、瞬く間に著名な歌劇場を席巻。ドニゼッティ《連隊の娘》の、超高音を9回連続歌うことができる数少ないテノール歌手の一人で、ベルカント・オペラを中心に世界の歌劇場に出演を重ねている。ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの常連でもある。
写真:Juan Diego Flórez Official site
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ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの次期芸術監督にファン・ディエゴ・フローレス
2021/12/01
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