テルアビブ発 〓 イスラエル・フィルの弦楽セクションが若返り

2020/01/18

イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(Israel Philharmonic Orchestra)が17日、弦楽セクションの大規模な若返り人事を行って話題をさらっている。交代するのは、第2ヴァイオリンの首席、チェロの首席と副首席、ヴィオラの首席、コントラバスの首席。2020/2021シーズンから31歳のラハフ・シャニ(Lahav Shani)が音楽監督に就任することが決まっており、今回の人事も新体制づくりの一環。

イスラエル・フィルは1936年、イギリス委任統治領パレスチナに創設されたパレスチナ管弦楽団がその前身。ヴァイオリンの巨匠ブロニスワフ・フーベルマンが発足人となり、ヨーロッパ各地を追われたユダヤ人音楽家がそこに集まった。1948年のイスラエル建国と同時に現在の名称に、1968年にズービン・メータが音楽顧問に就任した。昨年2019年10月に完全引退するまで、メータが音楽監督、終身音楽監督を長く務め、50年にわたってオーケストラを牽引してきた。

写真:Israel Philharmonic Orchestra / Hanoch Grizitzky

関連記事

  1. 東京発 〓 「全国共同制作オペラ」が2024年度にプッチーニ《ラ・ボエーム》を新制作、指揮は井上

  2. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管弦楽団の「マーラー・フェスティバル」は2023年に仕切り直し

  3. モンテカルロ発 〓 モンテカルロ・フィル、山田和樹の後任にナタリー・シュトゥッツマン

  4. ドレスデン発 〓 ザクセン州立オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  5. エッセン発 〓 エッセン州がアールト音楽劇場の専属歌手三人に「宮廷歌手」の称号

  6. ベルリン発 〓 ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー」を発表

  7. 大阪発 〓 久石譲が日本センチュリー交響楽団の首席客演指揮者に

  8. パリ発 〓 ミッコ・フランクがフランス放送フィルとの契約を延長

  9. ニューヨーク発 〓 モーストリー・モーツァルト・フェスティバルも開催中止

  10. ローマ発 〓 ダニエル・ハーディングがサンタ・チェチーリア国立アカデミー管の音楽監督に、パッパーノの後任

  11. 東京発 〓 日本フィルの首席客演指揮者にシンガポール出身のカーチュン・ウォン

  12. ビルバオ発 〓 ビルバオ・オペラが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  13. ニュルンベルク発 〓 ニュルンベルク交響楽団の首席指揮者を今シーズンで退任、カーチュン・ウォン

  14. 台北発 〓 インバルが台北市立響と契約更改、2025年まで任期を延長

  15. ハーゲン発 〓 市立劇場の音楽総監督にセバスチャン・ラング=レッシング

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。