イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(Israel Philharmonic Orchestra)が17日、弦楽セクションの大規模な若返り人事を行って話題をさらっている。交代するのは、第2ヴァイオリンの首席、チェロの首席と副首席、ヴィオラの首席、コントラバスの首席。2020/2021シーズンから31歳のラハフ・シャニ(Lahav Shani)が音楽監督に就任することが決まっており、今回の人事も新体制づくりの一環。
イスラエル・フィルは1936年、イギリス委任統治領パレスチナに創設されたパレスチナ管弦楽団がその前身。ヴァイオリンの巨匠ブロニスワフ・フーベルマンが発足人となり、ヨーロッパ各地を追われたユダヤ人音楽家がそこに集まった。1948年のイスラエル建国と同時に現在の名称に、1968年にズービン・メータが音楽顧問に就任した。昨年2019年10月に完全引退するまで、メータが音楽監督、終身音楽監督を長く務め、50年にわたってオーケストラを牽引してきた。
写真:Israel Philharmonic Orchestra / Hanoch Grizitzky
テルアビブ発 〓 イスラエル・フィルの弦楽セクションが若返り
2020/01/18
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。