イタリアの指揮者マルコ・アルミリアート(Marco Armiliato)にウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)から名誉会員の称号が贈られた。19日の《ラ・ボエーム》の公演の後、総裁のドミニク・マイヤー(Sabine Meyer)から伝達された。アルミリアートの国立歌劇場デビューは1996年で、この時も《ラ・ボエーム》を指揮している。以来、イタリア・オペラのレパートリー公演を支える存在で、多い年には年間30回も指揮台に立ってきた。
アルミリアートは1967年、ジェノヴァの生まれ。兄はテノール歌手のファビオ・アルミリアート。地元のバガニーニ音楽院で学んだ後、1989年にペルーのリマで《愛の妙薬》を指揮してオペラ・デビュー。以来、ウィーン国立歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、パリ国立オペラ、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスなど、世界の主要歌劇場で活躍し、“最も忙しい”オペラ指揮者の一人。
写真:Wiener Staatsoper
ウィーン発 〓 指揮者のマルコ・アルミリアートが国立歌劇場の名誉会員に
2019/12/25
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