ロシア・クラスノヤルスクで行われていた第2回「ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール」で10月1日、スペインの18歳、マリア・ドゥエナス(María Dueñas)がグランプリを獲得した。ドゥエナスは5月の「メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール」に続いての優勝。
また、第1位は日本の河井勇人(18)、第2位は米国のケネス・ナイトウ(21)、ウクライナのヤコフ・パブレンコ(17)、第3位にピョートル・フェドートフ(24)、第4位に日本の清水公望(30)が入賞した。
コンクールは16歳から30歳が対象で、トレチャコフの故郷クラスノヤルスクで2018年に創設され、3年に一度の開催。トレチャコフ自身が審査委員長を務め、マキシム・ベンゲロフ、クリスチャン・ヤルヴィ、清水高師、ボリス・クシュニールらが審査委員を務めた。
トレチャコフはモスクワ音楽院で学び、19歳だった1966年の第3回「チャイコフスキー国際コンクール」で第1位を獲得。世界的な活躍を続けるかたわら、母校モスクワ音楽院で後身の指導に当たり、1986年から1994年まで「チャイコフスキー国際コンクール」の審査委員長を務めたロシア音楽界の重鎮。
写真:International Viktor Tretyakov Violin Competition
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クラスノヤルスク発 〓 第2回「ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール」でスペインのマリア・ドゥエナスが優勝、河井勇人、清水公望が入賞
2021/10/04
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