ミラノ発 〓 スカラ座が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

2021/06/01

ミラノ・スカラ座(Teatro alla Scala)が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表した。恒例の12月7日の開幕を飾るのは、ヴェルディ《マクベス》。音楽監督のリッカルド・シャイーの指揮、アンナ・ネトレプコ他の出演。

スカラ座は2020/2021シーズンからドミニク・マイヤー(ウィーン国立歌劇場前総裁)を新総裁に迎えたが、新型コロナウイルスの世界的流行で活動が停止。マイヤーにとっては、2021/2022シーズンが実質的に最初のシーズンとなる。ラインナップは以下の通り。

12月7日ー12月29日
ヴェルディ《マクベス》= 新制作
指揮:リッカルド・シャイー
演出:ダヴィデ・リヴァモア
マクベス:ルカ・サルシ
バンクォー:イルダル・アブドラザコフ
マクベス夫人:アンナ・ネトレプコ / エレーナ・グーセワ
マクベス夫人の侍女:キアーラ・イゾットン
マクダフ:フランチェスコ・メーリ
マルカム:イヴァン・アヨン・リヴァス
侍医:アンドレア・ペッレグリーニ

2022年
1月18日ー2月2日
ベッリーニ 《カプレーティとモンテッキ》= 新制作
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:エイドリアン・ノーブル
ロメオ:マリアンヌ・クレバッサ
ジュリエッタ:リセッテ・オロペサ
テバルド:ルネ・バルベラ
ロレンツォ:ミケーレ・ペルトゥージ
カペッリオ:ジョンミン・パク

2月10日ー3月2日
マスネ《タイース》= 新制作
指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
演出:オリヴィエ・ピィ
タイース:マリーナ・レベカ
アタナエル:リュドヴィク・テジエ
ニシアス:フランチェスコ・デムーロ
クロビル:カサンドル・ベルトン

2月23日ー3月15日
チャイコフスキー《スペードの女王》= 新制作
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演出:マティウス・ハルトマン
ゲルマン:ナジミディン・マヴリャーノフ
トムスキー伯爵:ロマン・ブルデンコ
エレツキー公爵:アレクセイ・マルコフ
チェカリンスキー:エフゲニー・ アキーモフ
伯爵夫人:オルガ・ボロディナ
リーザ:アスミク・グリゴリアン / エレーナ・グーセワ
ポリーナ:エレーナ・マクシモワ

3月4日ー3月19日
チレア《アドリアーナ・ルクヴルール》= ロイヤル・オペラなどとの共同制作
指揮:ジャンパオロ・ビサンティ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
マウリツィオ:フレディ・デ・トマーゾ / ユシフ・エイヴァゾフ
ブイヨン公爵:アレッサンドロ・スピーナ
ミショネ:アレッサンドロ・コルベッリ / アンブロージョ・マエストリ
アドリアーナ・ルクヴルール:マリア・アグレスタ / アンナ・ネトレプコ
ブイヨン公妃:アニタ・ラチヴェリシュヴィリ / エレーナ・ツィトコーワ

3月27日ー4月12日
モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》= 再演
指揮:パブロ・エラス=カサド
演出:ロバート・カーセン
ドン・ジョヴァンニ:クリストファー・モルトマン
騎士団管区長:ギュンター・グロイスベック / ジョンミン・パク
ドンナ・アンナ:ハンナ=エリーザベト・ミュラー
ドン・オッターヴィオ:ベルナール・リヒター
ドンナ・エルヴィーラ:エミリー・ダンジェロ
レポレッロ:アレックス・エスポージト
ツェルリーナ:アンドレア・キャロル
マゼット:ファビオ・カピタヌッチ

4月15日ー5月3日
リヒャルト・シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》= ザルツブルク音楽祭などとの共同制作
指揮:ミヒャエル・ボーダー
演出:スヴェン=エリック・ ベヒトルフ
音楽教師:マルクス・ヴェルバ
作曲家:ソフィー・コッホ
テノール/バッカス:ステファン・グールド
舞踏教師:ノルベルト・エルンスト
ツェルビネッタ:エリン・モーリー
プリマドンナ/アリアドネ:クラッシミラ・ストヤノヴァ
エコー:オルガ・ベズメルトナ

5月4日ー5月22日
ヴェルディ《仮面舞踏会》= 新制作
指揮:リッカルド・シャイー
演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
リッカルド:フランチェスコ・メーリ
アメーリア:ソンドラ・ラドヴァノフスキー
レナート:ルカ・サルシ
ウルリカ:ユリア・マトーチュキナ / レーハン・ブライス=デイヴィス
オスカル:フェデリカ・グイダ
シルヴァーノ:リヴュー・ホレンダー
サムエル:ソリン・コリバーン
トム:ジョンミン・パク

6月7日ー6月25日
ポンキエッリ《ラ・ジョコンダ》= 新制作
指揮:フレデリック・シャスラン
演出:ダヴィデ・リヴァモア
ジョコンダ:ソーニャ・ヨンチェヴァ
ラウラ:ダニエラ・バルチェローナ
アルヴィーゼ・バドエロ:アーウィン・シュロット
チェーカ:ユディット・クタージ
エンツォ・グリマルド:ファビオ・サルトーリ
バルナバ:ロベルト・フロンターリ
ズアーネ:ファブリツィオ・ベッジ

6月20日ー7月11日
ヴェルディ《リゴレット》= 新制作
指揮:ミケーレ・ガンバ
演出:マリオ・マルトーネ
マントヴァ公爵:ピエロ・プレッティ
リゴレット:アマルトゥブシン・エンクバット
ジルダ:ナディーン・シエラ
スパラフチーレ:ジャンルカ・ブラット
マッダレーナ:マリーナ・ヴィオッティ

9月7日ー9月22日
チマローザ《秘密の結婚》= 新制作
指揮:オッターヴィオ・ダントーネ
演出:イリーナ ブルック

10月15日ー11月3日
ジョルダーノ《フェドーラ》= 新制作
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:マリオ・マルトーネ
皇女フェドーラ:ソーニャ・ヨンチェヴァ
スカレフ伯爵夫人:マリアンジェラ・シシーリア
イパノフ伯爵:ロベルト・アラーニャ / ファビオ・サルトーリ
デ・シリュウ:ジョルジュ・ペテアン

11月5日ー11月18日
トーマス・アデス《テンペスト》= メトロポリタン歌劇場との共同制作
指揮:トーマス・アデス
演出:ロベール・ルパージュ
プロスペロー:レイ・メルローズ
エアリエル:オードリー・ルーナ
キャリバン:フレデリック・アントゥーン
ミランダ:イザベル・レナード
ファーディナンド:ジョシュ・ラヴェル
アロンゾー:トビー・スペンス
アントーニオ:ロバート・マレー
セバスチャン:ポール・グラント

写真:Teatro alla Scala


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ベルリン発 〓 ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー2023」を発表

  2. トリエステ発 〓 トリエステ歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ストックホルム発 〓 2018年の「ビルギット・ニルソン賞」はシュテンメに

  4. ウィーン発 〓 ジョン・ウィリアムズ、3月にウィーン・フィルと再びコンサート

  5. パリ発 〓 テノールのアラーニャが「レジオンドヌール勲章」を受章

  6. ユトレヒト発 〓 ユトレヒト古楽音楽祭が開催中止を発表、9月開催で初

  7. ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭、2023年のオペラはカウフマン主演の《タンホイザー》。レジデント・オーケストラにアンドリス・ネルソンス率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管

  8. 訃報 〓 ジャンルイジ・ジェルメッティ(75)イタリアの指揮者

  9. ロンドン発 〓 英国政府が文化予算に大なた、イングリッシュ・ナショナル・オペラは年度予算の配分が打ち切られ、活動継続の危機に

  10. 訃報 〓 ルイス・デ・パブロ(91)スペインの作曲家

  11. ベルリン発 〓 州立歌劇場が新制作の《イェヌーファ》をライブ・ストリーミング

  12. ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭は開催断念、グラフェネック音楽祭は開催を表明

  13. パンプローナ発 〓 ナヴァラ響の次期首席指揮者に香港出身のペリー・ソー

  14. シュタイアー発 〓 「オーストリア音楽劇場賞」の最優秀指揮者にフランツ・ウェルザー=メスト

  15. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が新しいストリーミング

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。