訃報 〓 ミシェル・コルボ(87)スイスの指揮者

2021/09/04
【最終更新日】2023/02/06

スイスの指揮者ミシェル・コルボ(Michel Corboz)が9月2日に亡くなった。87歳だった。自ら設立したローザンヌ声楽アンサンブル、ローザンヌ器楽アンサンブルを率いて、ルネサンス・バロック音楽の普及に尽力。宗教音楽界の合唱指揮では現代を代表する一人だった。

スイス西部フリブール州マルサンの生まれ。州都フリブールの音楽学校で声楽と音楽理論を学び、リボーピエール学園で作曲を学んだ。19歳でローザンヌのノートルダム・ド・ヴァランタン教会の合唱長に就任。ローザンヌ声楽アンサンブルを結成したのは1961年で、その後、ローザンヌ器楽アンサンブルも組織。バッハやモンテヴェルディ、フォーレなどの作品を積極的に取り組み、「エラート」レーベルを中心に録音も数多い。

また、1969年にリスボンのグルベンキアン合唱団の首席指揮者に就任。その関係は50年を超え、37タイトルのアルバムをリリース、亡くなるまで名誉指揮者だった。グルベンキアン管弦楽団にもたびたび客演、レパートリーをロマン派にまで広げていた。1976年からはジュネーブの音楽院で合唱音楽を教えていた。

写真:Gulbenkian Choir / Hugo Glendinning


関連記事

  1. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート」、2025年の指揮者はムーティ

  2. 訃報 〓 ルース・ファルコン(77)アメリカのソプラノ歌手

  3. ムンバイ発 〓 インド響が次期首席指揮者に英国の指揮者マーティン・ブラビンズ

  4. ミュンヘン発 〓 ネトレプコ、トゥーランドット姫に挑戦

  5. ワルシャワ発 〓 第19回「ショパン国際ピアノ・コンクール」は米国のエリック・ルーが優勝、入賞者の多くが中華系ピアニストという結果に。日本勢は桑原志織が4位分け合う

  6. ザルツブルク発 〓 ザルツブルク復活祭音楽祭が過去の公演をストリーミング配信

  7. オスロ発 〓 オスロ・フィルがラウス・マケラとの契約を更新、首席指揮者就任前の異例の延長

  8. ナポリ発 〓 裁判所がステファン・リスナーの復職認める、サン・カルロ劇場の総裁ポストめぐり

  9. ボゴタ発 〓 ボゴタ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督にスウェーデンのヨアキム・グスタフソン

  10. コペンハーゲン発 〓 デンマーク王立オペラの首席指揮者にフランスの若手マリー・ジャコー

  11. オスロ発 〓 音楽監督のクラウス・マケラがチェロ奏者としてオーケストラと共演

  12. シアトル発 〓 トマス・ダウスゴーがシアトル響の音楽監督を突然辞任

  13. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で、岡本誠司が優勝

  14. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  15. マドリッド発 〓 フランシスコ・アライサがソフィア王妃高等音楽院の声楽研究部門のトップに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。