ファビオ・ルイージが飛ばしている。彼が音楽監督を務めるダラス交響楽団(Dallas Symphony Orchestra)がメトロポリタン歌劇場管弦楽団との合同コンサートを行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で公演の機会を失ったダラス響、メトロポリタン歌劇場管がコンサートを行うのは昨年3月以来。
ルイージは2011年から2017年にかけて、メトロポリタン歌劇場の首席指揮者を務め、メンバーとは旧知の仲。在任中にロベール・ルパージュが新演出を手掛けたワーグナー《ニーベルングの指環》の後半の2作品、《ジークフリート》と《神々の黄昏》を指挥、その録音はグラミー賞を受賞している。
コンサートは4月30日と5月1日、ダラス響の本拠地モートン・H・マイヤーソン・シンフォニーセンターで行われ、公演がなくなって収入が途絶えたメトロポリタン歌劇場管のメンバーの救済という意味合いもあるという。合同オーケストラはマーラーの交響曲第1番《巨人》を演奏する。
写真:Dallas Symphony Orchestra / Sylvia Elzafon
ダラス発 〓 ダラス交響楽団がルイージの指揮でメトロポリタン歌劇場管弦楽団と合同コンサート
2021/04/13
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