リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)がシカゴ交響楽団(Chicago Symphony Orchestra)の指揮をキャンセルした。新型コロナのテストで陽性反応が出たことを受けて。オーケストラによれば、16日の検査で陽性が判明、軽い症状で静養しているという。体調が回復すれば、23日からの公演で指揮台に復帰する。
キャンセルしたのは、16日から18日にかけての公演。ムーティは4月にも検査で陽性反応が出たことで4回のコンサートの指揮を降板している。今回のプログラムは、ソリストにアンネ=ゾフィー・ムターを迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、ブラームスの交響曲第1番だった。
代役に立ったのは、コロンビア系アメリカ人指揮者のリナ・ゴンザレス・グラナドス(Lina González-Granados)で、そのまま当初のプログラムを指揮する。グラナドスはゲオルク・ショルティ指揮者育成プログラムを受給中で、2021年にはロサンゼルス・オペラのレジデント指揮者に就任している。
写真;Chris Lee
シカゴ発 〓 ムーティがシカゴ響の指揮をキャンセル、また新型コロナの陽性反応。代役にリナ・ゴンサレス・グラナドス
2022/06/18
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