オーフス発 〓 デンマークのオーフス響首席指揮者にベラルーシの俊英ドミトリー・マトヴィエンコ

2024/02/09

デンマークのオーフス交響楽団(Aarhus Symfoniorkester)が次期首席指揮者にベラルーシの指揮者ドミトリー・マトヴィエンコ(Dmitry Matvienko)を迎えることを決めた。2015年からその任にあるマルク・スーストロの後任で、任期は2024/2025シーズンから3シーズン。

マトヴィエンコは首都ミンスク生まれの33歳。サンクトペテルブルク音楽院、モスクワ音楽院で指揮を学び、ゲンナジー・ロジデストヴェンスキー、ウラディーミル・ユロフスキ、テオドール・クルレンツィスらに師事。その後、ロシア国内のオーケストラを数多くして経験を積んだ。

その後、ミュンヘンのバイエルン州立オペラでユロフスキのアシスタントを務め、2020年に復活したイタリアの「グイド・カンテルリ国際指揮者コンクール」に入賞。2021年にはデンマーク放送交響楽団が主催する若手指揮者のための「マルコ国際指揮者コンクール」で第1位を獲得して注目を集めた。

オーフスはユトランド半島東側にある港街で、デンマーク第二の都市。オーケストラは1935年に市立管弦楽団として創立され、市内にあるオーフス・コンサートホールを本拠地にしている。

写真:DR Symfoniorkestret / Malko Competition for Young Conductors


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ市が次の「トーマスカントル」を募集

  2. アーヘン発 〓 市立劇場がカラヤンの胸像をホワイエから撤去

  3. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ5月音楽祭も中止

  4. タンペレ発 〓 サントゥ=マティアス・ロウヴァリが2022/2023でタンペレ・フィルの芸術監督兼首席指揮者を退任

  5. バルセロナ発 〓 リセウ大劇場が新シーズンから有料のデジタル・プラットフォームを起ち上げ

  6. ニュルンベルク発 〓 州立劇場の次期音楽総監督にローランド・ベーア、ヨアナ・マルヴィッツの後任

  7. トリノ発 〓 テアトロ・レッジョの大規模改修工事スタート、2022年9月まで閉館

  8. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、カステルッチの新演出による《ニーベルングの指環》が登場

  9. ベルリン発 〓 州立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  10. クリスチャンサン発 〓 ジュリアン・ラクリンがノルウェーのクリスチャンサン響の首席指揮者に

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・ドイツ・オペラが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  12. 訃報 〓 永田穂(93)コンサート・ホールの音響設計の世界的パイオニア

  13. カーディフ発 〓 指揮者のトーマス・ハヌスがウェールズ・ナショナル・オペラとの契約を延長

  14. ナント発 〓 国立ロワール管が新シーズンのラインナップ発表を見送り

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場、2月第1週のストリーミング配信のラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。