ドイツのバス歌手ハンス=ギュンター・ネッカー(Hans Günter Nöcker)が20日に亡くなった。92歳だった。1962年にアンサンブルに加わって以来、43年以上にわたってミュンヘンのバイエルン州立歌劇場を中心に演技派の歌手として各地の歌劇場で活躍、録音にも数多く参加している。
1927年、ドイツ西部ハーゲンの生まれ。ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー、カール・モンベルグに学び、1952年にミュンスター市立劇場で、マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》のアルフィオ役を歌ってデビューした。
1988年、バイエルン州立歌劇場のメンバーとして日本公演に加わり、ヘルマン・プライとのダブル・キャストで《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のベックメッサー役を歌っている。州立歌劇場からは2002年の《売られた花嫁》の公演を最後に引退した。
写真:BR-KLASSIK
訃報 〓 ハンス=ギュンター・ネッカー(92)ドイツのバス歌手
2019/03/29
【最終更新日】2023/02/16
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