東京発 〓 新国立劇場が2022/2023シーズンの新制作、ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》を無料ストリーミング配信

2023/03/01

新国立劇場(New National Theatre Tokyo)が2022/2023シーズンの新制作、ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》を無料でストリーミング配信すると発表した。配信は日本時間25日の午前3時から「新国デジタルシアター」「オペラ・ヴィジョン」のYouTubeチャンネルを使って行われる。9月24日まで視聴可能。

新制作の《ボリス・ゴドノフ》はポーランド国立歌劇場との共同制作で、劇場の芸術監督を務めるマリウシュ・トレリンスキが演出を手掛けたもの。当初はワルシャワでの上演を経て東京へという予定だったが、昨年2月末にロシアがウクライナに対して侵略戦争を仕掛けたことから反ロシアの声が巻き起こり、現地での上演は見送られた。

配信されるのは、11月17日の上演。指揮は新国立劇場のオペラ芸術監督を務める大野和士で、歌手はボリス・ゴドゥノフにギド・イェンティンス、乳母に金子美香、シュイスキー公にアーノルド・ベズイエン、ピーメンにゴデルジ・ジャネリーゼ、偽ドミトリーに工藤和真が起用されている。

写真:New National Theatre Tokyo / Rikimaru Hotta


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 「最も忙しい指揮者」は2023年もネルソンス

  2. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ラヴェンナ発 〓 イタリアで劇場閉鎖相次ぐ

  4. ブカレスト発 〓 ブカレスト国立オペラの芸術監督にイスラエルの指揮者エイタン・シュマイザー

  5. ブリュッセル発 〓 エリザベート国際コンクールのヴァイオリン部門で、ウクライナのドミトロ・ウドヴィチェンコが優勝

  6. ロンドン発 〓 置き忘れたヴァイオリン、スティーブン・モリスに戻る

  7. ワルシャワ発 〓 オペラ賞「オペラ・アワード2023」の年間賞が決定

  8. サンクト・ペテルブルク発 〓 ネトレプコ、「白夜の星音楽祭」に出演

  9. ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 〓 開催中止を発表、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大受け

  10. ワシントン発 〓 ヨーヨー・マがロシア大使館前の歩道で独り演奏、ウクライナ侵略に抗議

  11. ウィーン発 〓 ティーレマン、2024年からスカラ座の《ニーベルングの指環》を指揮

  12. シカゴ発 〓 ムーティがシカゴ響の指揮をキャンセル、また新型コロナの陽性反応。代役にリナ・ゴンサレス・グラナドス

  13. リガ発 〓 指揮者のカレル・マーク・チチョンがラトビア国籍を取得

  14. トゥールーズ発 〓 キャピトル国立管が音楽監督を辞任したトゥガン・ソヒエフに「名誉指揮者」の称号

  15. ベルン発 〓 スイスは1,000人以上のイベントを禁止、新型コロナウイルスの感染拡大で

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。