訃報 〓 ハロルド・バッド(84)米国の作曲家、ピアニスト

2020/12/10
【最終更新日】2023/02/06

米国の作曲家でピアニストのハロルド・バッド(Harold Budd)が新型コロナウイルスによる合併症で亡くなった。84歳だった。1980年代にロック界のブライアン・イーノ(Brian Eno)との作品などで注目を集めた。ギタリストのロビン・ガスリーとの共作アルバムが先週リリースされたばかり。

1936年、ロサンゼルスの生まれ。幼少期をモハーベ砂漠で過ごし、高校卒業後はロサンゼルス・シティ・カレッジに進んだ。軍役後、サンフェルナンド・バレー州立大学で作曲家ジェラルド・ストラングに師事。その後、南カリフォルニア大学の大学院で学び、作曲家インゴルフ・ダールとの仕事を通じて研鑽を積んだ。

その後、環境音楽というジャンルを確立したイーノとのコラボレーションで頭角を現し、1978年にイーノがプロデュースでリリースされたアルバム『ザ・パビリオン・オブ・ドリームス』でブレイク。1980年の『アンビエント2/ザ・プラトウ・オブ・ミラー』や1984年の『パール』といったアルバムを通してスタイルを確立した。

浮遊した感覚のピアノ・スタイルが持ち味で、40タイトルを超えるアルバムをリリース。2005年の映画『謎めいた肌』や2020年のテレビ『ある家族の肖像』などのサウンドトラックも手掛けている。

写真:haroldbudd.com


    もっと詳しく ▷




関連記事

  1. リガ発 〓 ラトビア国立響の次期音楽監督兼芸術監督にフィンランドの若手タルモ・ペルトコスキ

  2. クラスノヤルスク発 〓 トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール、1位はドガーディン、2位に北川

  3. ムンバイ発 〓 若手歌手のための「オペラリア」、2024年はインドのムンバイで

  4. ハンブルク発 〓 フィンランドの俊英タルモ・ペルトコスキが老舗レーベル「ドイツ・グラモフォン」と契約

  5. ミュンヘン発 〓 ラハフ・シャニがミュンヘン・フィルの首席指揮者に

  6. ニューヨーク発 〓 ブロードウェイ地区、2021年5月末まで劇場閉鎖を延期

  7. バイロイト発 〓 ソプラノのクリスティーン・ゴーキーがバイロイト音楽祭デビューを辞退

  8. マルメ発 〓 マーティン・ブラビンズがスウェーデンのマルメ響の首席指揮者に

  9. ムンバイ発 〓 メータが生まれ故郷で90歳を記念する世界ツアーをスタート

  10. フォートワース発 〓 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが開催延期を発表

  11. アムステルダム発 〓 オランダ国立オペラが2022年1月の公演をキャンセル

  12. クリーブランド発 〓 米国のクリーブランド管が音楽監督のフランツ・ウェルザー=メストに率いられて8月末から9月上旬にかけてヨーロッパ・ツアー

  13. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウが8日からネット上で「マーラー・フェスティバル」

  14. カラカス発 〓 音楽教育プログラム「エル・システマ」の創立50周年を記念、ドゥダメル率いるしてシモン・ボリバル響がヨーロッパ・ツアー

  15. ロンドン発 〓 「グラモフォン・アワード2019」の年間賞など発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。