ドイツの指揮者ハンス・ドレヴァンツ(Hans Drewanz)が6月22日に亡くなった。91歳だった。若くしてダルムシュタット州立劇場の音楽総監督に就任、1995年まで30年を超えて地元の音楽界を率いた。NHK交響楽団、読売日本交響楽団にもたびたび客演していた。
1929年、ドレスデン生まれ。ベルリンで育ち、フランクフルト音楽院で学んだ。その後、ゲオルク・ショルティに個人的に師事、アシスタントを務めた。
1959年にヴッパータール市立歌劇場の指揮者となり、1963年にはダルムシュタット州立劇場の音楽総監督(GMD)に就任した。当時、最年少の音楽総監督だった。
退任後は北ネーデルランド管弦楽団の首席指揮者を務めるかたわら、フリーの指揮者として世界各地の歌劇場やオーケストラに客演。また、ザールラント音楽大学の教授、オーストリア・ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で客員教授を務めていた。
写真:Darmstädter Musikpreis
訃報 〓 ハンス・ドレヴァンツ(91)ドイツの指揮者
2021/06/28
【最終更新日】2023/02/06
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。