ロシア文化省は8月16日、モスクワ国立アカデミー交響楽団(Moscow State Academic Symphony Orchestra)の芸術監督にイヴァン・ニキフォルチン(Ivan Nikiforchin)を迎えると発表した。1989年からその任にあったパヴェル・コーガンが2022年4月に退任、その後、芸術監督のポストは空席になっていた。
ニキフォルチンはモスクワ生まれの29歳。モスクワ音楽院でヴァレリー・ポリアンスキーにオペラと交響曲の指揮、ユーリ・アブドコフに作曲、管弦楽法を学んだ。ピアニスト、作曲家、指揮者のための第1回「ラフマニノフ国際コンクール」など、ロシア国内での受賞歴多数。2021年にはボリショイ劇場にデビューしている。
モスクワ国立アカデミー交響楽団は1943年、モスクワ地方フィルハーモニー協会の交響楽団として設立された団体。初代首席指揮者には、ボリショイ劇場の指揮者でソビエト連邦人民芸術家だったレフ・シテインベルクを迎えている。
写真:Russian National Youth Symphony Orchestra
モスクワ発 〓 モスクワ国立アカデミー響の芸術監督に29歳のイヴァン・ニキフォルチン、パヴェル・コーガンの後任
2024/08/17
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