ベネズエラの指揮者ラファエル・パヤーレ(Rafael Payare)が米国のサンディエゴ交響楽団(San Diego Symphony Orchestra)との契約を延長した。パヤーレは2019/2020シーズンから音楽監督を務めており、契約の延長で任期は2025/2026シーズンまで延びる。
パヤーレはプエルト・ラ・クルス生まれの40歳。ベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」でフレンチ・ホルンを学び、シモン・ボリバル交響楽団のメンバーとなった。その後、2004年からホセ・アントニオ・アブレウ博士の元で正式に指揮者としての勉強を始めた。
指揮者に転身してからは、クラウディオ・アバド、グスターボ・ドゥダメルのアシスタント指揮者を経て、ルツェルンでベルナルド・ハイティンクの指揮マスタークラスに参加。コペンハーゲンで行われている2012年のマルコ国際指揮者コンクールで優勝した。
その後、2014年に北アイルランドのアルスター管弦楽団の首席指揮者・音楽監督に就任(-2019)。2015年には、前年に亡くなったロリン・マゼールの代役としてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して注目を集め、マゼールが行っていたキャッスルトン音楽祭の首席指揮者に就任した。
写真:Nordic Artists Management
サンディエゴ発 〓 指揮者ラファエル・パヤーレがサンディエゴ響との契約を更新
2020/10/31
【最終更新日】2021/08/10
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