アントニオ・パッパーノの退任が決まったローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(Orchestra dell’Accademia Nazionale di Santa Cecilia)で、後任の首席指揮者にダニエレ・ガッティの名前が急浮上している。地元紙などが報じているもの。ガッティは以前、1992年から1997年にかけて首席指揮者を務めていた。
ガッティは現在、59歳。セクシャル・ハラスメントを報じられた直後の2018年8月、アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を電撃解任された。その直後の12月からローマ歌劇場の音楽監督に就任、その契約は2020/2021シーズンで切れる。2022/2023シーズンを最後に退任するパッパーノの後を受けやすい。
また、ガッティが去るローマ歌劇場の音楽監督の後任には、ミケーレ・マリオッティの名前が上がっている。マリオッティは現在、41歳。ガッティの後を受け、ボローニャ市立歌劇場管弦楽団の首席指揮者(2008-2014)の後、歌劇場の音楽監督(2015-2018)を務めた実績を持つ。
写真:Daniele Gatti
ローマ発 〓 パッパーノの後任にガッティが急浮上、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
2021/04/05
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