モデナ発 〓 市立劇場が「パヴァロッティ & フレーニ劇場」に改名

2021/02/11

イタリアのモデナの市立劇場が9日、「ルチアーノ・パヴァロッティ劇場」から「ルチアーノ・パヴァロッティ & ミレッラ・フレーニ劇場」に改名することを決めた。命名が決まった9日はちょうど1年前、フレーニが亡くなった日。フレーニが初舞台を踏んだのが市立劇場で、19歳だった1955年に《カルメン》のミカエラ役を歌っている。

パヴァロッティとフレーニはともに1935年の生まれで、二人の母親が同じ工場に勤め、乳母も一緒だったという幼馴染み。パヴァロッティは71歳で、フレーニは84歳で、ともにモデナで眠りについた。市立劇場は2007年の終わりから名テノール歌手パヴァロッティの名前が付けられてきたが、名ソプラノの名前が新たに加えられて、オペラ界“最強”のダブルネームを名乗ることになる。

写真:Luciano Pavarotti Foundation


関連記事

  1. ブレゲンツ発 〓 オーストリアのブレゲンツ音楽祭が「開催めざす」

  2. パリ発 〓 パリ国立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表、第7代音楽監督ヤクブ・フルシャ最初のシーズンにアンナ・ネトレプコが復帰

  4. ロンドン発 〓 指揮者のラトルが新型コロナに感染、ロンドン響の指揮をキャンセル

  5. 北京発 〓 フィラデルフィア管が中国国際音楽コンクールのレジデント・オーケストラに

  6. 訃報 〓 ギヤ・カンチェリ(84)ジョージア出身の作曲家

  7. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新制作のヤナーチェク《マクロプロス事件》を無料ライブ・ストリーミング

  8. 訃報 〓 スティーヴン・ソンドハイム(91)アメリカの作曲家・作詞家

  9. ウィーン発 〓 ティーレマンが国立歌劇場でプフィッツナーの《パレストリーナ》を指揮して現場復帰

  10. ウィーン発 〓 指揮者のティーレマンが国立歌劇場の名誉団員に

  11. ベルリン発 〓 ドイツ・オペラが新シーズン、2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  12. 東京発 〓 日本音楽財団がマリア・ドゥエニャスに1710年製ストラディバリウス「カンポセリーチェ」を貸与

  13. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ロンドン発 〓 指揮者のドナルド・ラニクルズに「サー」の称号

  15. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター、第1ヴァイオリンのヴィネタ・サレイカ=フォルクナーが昇格

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。