ウィーン発 〓 ウィーン・フィルの第2バイオリンの首席奏者クリストフ・コンツが指揮活動

2019/03/29
【最終更新日】2022/07/20

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第2ヴァイオリンの首席奏者クリストフ・コンツ(Christoph Koncz)が指揮者として本格的な活動を始めることになった。

コンツを首席指揮者に迎えるのは、ドイツのノイス・ドイツ・カンマーアカデミー(Deutsche Kammerakademie Neuss)。デュッセルドルフの西隣の街ノイスを拠点に活動しているオーケストラで、1978年にチェリストのヨハネス・ゴリツキ(Johannes Goritzki)によって創設された。

コンツは1987年、コンスタンツの生まれ。4歳からヴァイオリンを始め、9歳の時にカナダ映画「レッド・バイオリン」に出演。12歳でシャルル・デュトワ指揮のモントリオール交響楽団でソリストとしてデビューしている。

その後、ウィーン、ザルツブルグ、グラーツの音楽大学で学び、2008年に20歳でウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団には2011年に入団した。

写真:Christoph Koncz / Garas Kalman


関連記事

  1. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ市立歌劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  2. バルセロナ発 〓 ジュゼップ・ポンス、リセウ大劇場の首席指揮者を2026年で退任

  3. バイロイト発 〓 ワーグナー博物館の地下保管庫に水、4000冊を超える書籍が水浸しに

  4. 訃報 〓 ジョナサン・ミラー(85)英国の演出家

  5. ミラノ発 〓 マニュエル・ルグリがスカラ座バレエ団の芸術監督に

  6. ウィーン発 〓 カウフマンが「黄金の市庁舎の男」を受章

  7. ブリスベン発 〓 オペラ・オーストラリアがこの冬の《ニーベルングの指環》の新製作を断念

  8. グラインドボーン発 〓 代役の呼び寄せに音楽祭がヘリコプターを手配、老舗の貫禄

  9. ペーネミュンデ発 〓 ニューヨーク・フィルが新型コロナの世界的流行以来初の海外公演、ドイツ・ウーゼドム音楽祭に客演

  10. ナンテール発 〓 名曲《ボレロ》の著作権をめぐる訴訟で、保護期間の延長を求める承継者らの訴えを裁判所が棄却

  11. 東京発 〓 ウィーン国立歌劇場の日本公演の延期決まる

  12. エディンバラ発 〓 ヴァイオリンのニコラ・ベネデッティがスコッチ・ウィスキー「ザ・マッカラン」のイメージ・キャラクターに

  13. 訃報 〓 オトマール・ボルヴィツキー(90)ドイツのチェロ奏者、ベルリン・フィルの元首席奏者

  14. ミラノ発 〓 スカラ座が5月、ネトレプコのリサイタルを予定

  15. ニューヨーク発 〓 カーネギーホールとウィーン・フィルが指揮者交代で同意、ロシアのウクライナ進攻でゲルギエフ降板

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。