訃報 〓 ジョン・ジョージアディス, 英国の指揮者・ヴァイオリニスト

2021/01/06
【最終更新日】2021/01/08

英国の指揮者でヴァイオリニスト(John Georgiadis)が5日に亡くなった。26歳から14年間、ロンドン交響楽団のコンサートマスターを務め、その後に指揮者に転身。1977年からロンドンでウィーンの向こうを張った「ニューイヤー・コンサート」を主宰、ワルツなどシュトラウス一家の音楽の録音などで知られた。

エセックスの生まれで、6歳からヴァイオリンを始め、ロンドンの王立音楽院卒業後、バーミンガム市交響楽団のコンサートマスターを2年務めて1965年にロンドン響に入団、アンドレ・プレヴィンが首席指揮者を務めた時代を支えた。2年前にはオーケストラ時代を振り返った回想録を刊行している。

1970年代後半から名指揮者セルジュ・チェリビダッケらの下で研鑽を積んで指揮者に転身。1972年にはロンドン・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団を創設。英国のヨハン・シュトラウス協会の名誉会員で、「ニューイヤー・コンサート」はロンドンの様々なオーケストラを招いて2015年まで続けていた。

また、母校の王立音楽院でオーケストラ学科で後身の指導にも当たり、1994年から1996年にかけてタイのバンコク交響楽団の音楽監督を務めた他、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団にもしばしば客演していた。昨年7月に脳腫瘍の手術を受けて療養中だった。

写真:johngeorgiadis.com / Chris Tyler





関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第11週、第12週のラインナップ発表

  2. ポートランド発 〓 オレゴン響も楽団員と指揮者全員をレイオフ

  3. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルがコンサート形式による《マゼッパ》をストリーミング配信

  4. 台北発 〓 準・メルクルが台湾の国家交響楽団の芸術顧問に

  5. カルガリー発 〓 カルガリー・フィルも楽団員84人全員を一時解雇

  6. パリ発 〓 パリ国立オペラが新制作の《アイーダ》をストリーミング配信

  7. ケルン発 〓 クリスティアン・マチェラルがWDR交響との契約を延長

  8. マドリッド発 〓 フランシスコ・アライサがソフィア王妃高等音楽院の声楽研究部門のトップに

  9. リンツ発 〓 リンツ・ブルックナー管弦楽団の首席客演指揮者にリトアニア出身の若手女流指揮者ギールデ・シュレカイテ

  10. グラインドボーン音楽祭 〓 2021年の公演ラインナップを発表

  11. アムステルダム発 〓 オランダのホール、また閉鎖

  12. モントリオール発 〓 モントリオール響の次期音楽監督にラファエル・パヤーレ

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場がポネル演出の《フィガロの結婚》をライブ・ストリーミング

  14. マドリッド発 〓 スペイン政府が非常事態を再度宣言、夜間外出禁止

  15. ルツェルン発 〓 イタリアから戻ったオーケストラがオペラから降板、新型コロナウイルスの感染拡大で

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。