指揮者でピアニストのクリストフ・エッシェンバッハ(Christoph Eschenbach)がこのほど、シュレスヴィヒ=ホルスタイン音楽祭(Schleswig-Holstein Music Festival)の名誉会長に任命された。1986年に行われた最初の音楽祭で指揮してから毎年出演、1999年から2002年にかけて芸術監督、2004年からは音楽祭管弦楽団の首席指揮者を務めている。
音楽祭は1985年の設立。故米国のタングルウッド音楽祭、日本のPMFと並ぶ世界三大教育音楽祭の一つ。昨年2024年は約18万人の有料観客動員数を集め、ドイツの音楽祭でも最大規模を誇る。今年もシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州、ハンブルク市、ニーダーザクセン州、デンマークの一部を含む125の会場で203回のコンサートが行われる。
エッシェンバッハは旧ドイツ領ブレスラウ(現在はポーランド領ヴロツワフ)生まれの85歳。ピアニストとして音楽活動をスタートさせた後、1970年代より指揮者に転身。これまでに幾多の音楽監督を歴任、現在もNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督、デンマークのコペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉客演指揮者を務めている。
写真:Schleswig-Holstein Musik Festival
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リューベック発 〓 クリストフ・エッシェンバッハがシュレスヴィヒ=ホルスタイン音楽祭の名誉会長に
2025/08/16
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