マドリード発 〓 あのエムバペが来秋、フルート奏者としてスペインでコンサート・デビュー

2022/12/29

FIFAワールドカップ・カタール大会を沸かせたプロ・サッカー選手のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappé)が来年、フルート奏者としてスペインでコンサート・デビューすることになった。エムバペは生まれ故郷のフランス、パリ近郊のボンディの音楽院で6歳から11歳までフルートを学んだ経験を持つ。

スペインでの報道をまとめると、コンサートが行われるのは来年2023年9月27日。マドリードの国立音楽堂でマドリード州立管弦楽団と共演、本人はモーツァルトのフルート協奏曲第1番をプログラムに加えるよう求めているという。

エムバペは1998年生まれの24歳。「リーグ・アン」の「パリ・サンジェルマン」所属で、18歳だった2017年のロシア大会でフランス代表にフル・デビュー、世界的なストライカーとして知られ、アルゼンチンと闘った今大会の決勝戦ではハットトリックを達成、得点王に輝いた。

今回のコンサートは、マドリード自治州のイサベル・ディアス・アジュソ首相が企画したもの。首相はスペインの「レアル・マドリード」のフロレンティーノ・ペレス会長に近く、会長は「パリ・サンジェルマン」との契約が切れた後、エムバペを2025年6月から自らのチームに招くことを狙っており、コンサートはそれに向けた布石とみられる。

エムバペはサッカーに明け暮れる中でも、わずかな自由時間を利用してフルートの練習を続けており、ワールドカップ前にパリで行われた首相との交渉の席で、スポーツ選手としてのキャリアを終えたら、クラシック音楽に身も心も捧げると打ち明けたという。

写真:Le Parisien / Arnaud Journois


関連記事

  1. ベルリン発 〓 コーミッシェオーパーが音楽総監督のジェームズ・ガフィガンとの契約を延長

  2. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ劇場のジェニファー・オローリン、ルシアン・クラスネクにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  3. ベルリン発 〓 第2ヴァイオリンの首席にマレーネ・イトウ、ベルリン・フィル

  4. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  5. ボン発 〓 若手指揮者のヨエル・ガムゾウが活動の半分を新作初演に当てる新しいオーケストラを創設

  6. 東京発 〓 指揮者のブロムシュテットがN響定期演奏会を体調不良でキャンセル

  7. 東京発 〓 東京フィルが2022シーズンの定期演奏会ラインナップを発表、バッティストーニ、チョン、プレトニョフが揃い踏み

  8. モンテカルロ発 〓 山田和樹がモンテカルロ・フィルの芸術監督兼音楽監督を2026年で退任

  9. マドリード発 〓 ケント・ナガノがスペイン国立管の首席指揮者兼芸術監督に

  10. リエージュ発 〓 フランスの指揮者リオネル・ブランギエがリエージュ王立フィルの次期音楽監督に

  11. ロンドン発 〓 マリン・オールソップがフィルハーモニア管の首席客演指揮者に

  12. ソフィア発 〓 国立歌劇場で新シーズン開幕、創立130周年

  13. パリ発 〓 マイケル・バレンボイムがミケランジェロ弦楽四重奏団のメンバーに、今井信子の後任

  14. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  15. トリノ発 〓 テアトロ・レッジョのトップ3が相次いで辞任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。