イタリア・パルマを拠点とするアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団(Filarmonica Arturo Toscanini)が首席芸術パートナーに指揮者のケント・ナガノ(Kent Nagano)を迎えると発表した。任期は2025/2026シーズンから3年間。
ナガノは米国カリフォルニア州バークレー生まれの73歳。2015/2016シーズンからハンブルク州立オペラの音楽総監督を務めており、2026/2027シーズンから5シーズンの任期で、スペイン国立管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任することが決まっている。
また、これまでに英国のハレ管弦楽団(1992-1999)、フランスのリヨン国立オペラ(1988-1998)、ベルリン・ドイツ交響楽団(2000-2006)、モントリオール交響楽団(2006-2020)、バイエルン州立オペラ(2006ー2013)の首席指揮者、音楽監督を歴任している。
トスカニーニ管は2002年の創設。初代の音楽監督に故ロリン・マゼールが就任、メンバーはオーディションを受けて毎年契約を更新していくシステムを導入し、短期間のうちに世界の桧舞台で活躍するオーケストラへと急成長した。ナガノは昨年夏に一度客演しているが、オーケストラによれば、それが決定的な出逢いになったという。
写真:Orchestre symphonique de Montréal / Antoine Saito
パルマ発 〓 指揮者のケント・ナガノがアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管の首席芸術パートナーに

2025/05/01
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