ドレスデン・フラウエン教会(Frauenkirche Dresden)で毎年行われている「アドヴェント・コンサート」が今年、新型コロナ・ウイルスの感染拡大を受け、無観客で行われることになった。主催者であるドイツの放送局ZDFが発表した。ZDFは2000年から、教会の再建、整備費用を集めるためコンサートを行っている。
発表によれば、今年のコンサートは11月28日の開催。コンサートには毎年、地元のドレスデン・シュターツカペレ(ザクセン州立歌劇場管弦楽团)が出演してきたが、今年はオーケストラ・デビューとなるアントネッロ・マナコルダが指揮する。テノールのダニエル・ベーレ、フラウエン教会室内合唱団などが出演する。
フラウエン教会は第二次世界大戦末期の1945年2月のドレスデン大空襲で破壊された後、廃虚化して放置されていた。復元作業は1993年から崩れ落ちた瓦礫を組み合わせる形でスタート。「世界最大のジグソーパズル」と表された作業を重ね、2004年に建物の外部が、2005年に全体が完成した。
写真:Frauenkirche Dresden
ドレスデン発 〓 フラウエン教会の「アドヴェント・コンサート」は無観客で
2020/11/26
【最終更新日】2020/12/01
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