ニューヨーク発 〓 シティ・オペラの理事会が総監督を解任、後任に音楽監督兼首席指揮者のコンスタンチン・オルベリアン

2024/09/16

ニューヨーク・シティ・オペラ(New York City Opera)の理事会が総監督のマイケル・カパッソを解任、その後任に音楽監督兼首席指揮者を務めるコンスタンチン・オルベリアン(Constantine Orbelian)を昇格させることを決めた。オルベリアンは2021年に音楽監督兼首席指揮者に就任していた。

オルベリアンはサンフランシスコ生まれの68歳。両親はロシア人とアルメニア人の米国人で、父親の叔父はアルメニアを代表する作曲家のコンスタンチン・オルベリアン。幼い頃からピアノを学び、11歳でサンフランシスコ交響楽団でデビュー。その後、ジュリアード音楽院を卒業してピアニストとして活躍した。

その後、指揮者に転身。1991年にモスクワ室内管弦楽団の音楽監督に就任、米国人として初めてロシアのアンサンブルの音楽監督となったことで注目を集めた。シティ・オペラ以外にリトアニアのカウナス市交響楽団の首席指揮者、アルメニア・エレバン歌劇場の総監督・芸術監督も歴任している。

シティ・オペラは1943年の創設で、かつてはプラシド・ドミンゴやカレーラスといった名歌手たちの若き日の活動の場ともなってきたが、2013年に経営破綻。2016年以降は再建計画に沿って活動、2022年からはリサイタルと野外公演のみ行っている。ただ、将来的にはマスカーニのオペラ《イザボー》を英国の「オペラ・ホランド・パーク」と共同上演する計画もあるとか。

写真:Kauno miesto simfoninis orkestras

関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新シーズンの開幕を飾る新制作の《ドン・カルロ》をストリーミング配信

  2. ウィーン発 〓 アルベナ・ダナイローヴァが2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のコンサートマスターに

  3. ブレーメン発 〓 ルネ・ヤーコプスにブレーメン音楽賞

  4. 大阪発 〓 大阪交響楽団の次期常任指揮者に山下一史

  5. パリ発 〓 国立オペラの新シーズン開幕は11月末に

  6. パリ発 〓 パリ国立オペラが総監督のニーフとの契約を更改、2031/2032シーズン終了まで任期延長

  7. ケムニッツ発 〓 ギレルモ・ガルシア・カルヴォが市立劇場との契約を延長

  8. オデーサ発 〓 ウクライナの音楽祭「オデーサ・クラシックス」がエストニの首都タリンに会場を移して開催

  9. ニュルンベルク発 〓 ニュルンベルク響の次期首席指揮者にジョナサン・ダーリントン

  10. 東京発 〓 日本音楽財団がマリア・ドゥエニャスに1710年製ストラディバリウス「カンポセリーチェ」を貸与

  11. マンチェスター発 〓 英国のハレ管弦楽団が新しい指揮者コンクール

  12. サンテス・クレウス発 〓 ジョルディ・サヴァールが新しい音楽祭起ち上げ

  13. アブダビ発 〓 イスラエル・フィルがアラブ首長国連邦を訪問、歴史的コンサート

  14. ミラノ発 〓 スカラ座のトップ、当初の予定通りこの9月でオルトンビーナに交代

  15. 訃報 〓 リン・ハレル(76)米国のチェロ奏者

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。