ベルリン発 〓 オペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー2020」を発表

2020/10/07

ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト=Opernwelt」が「オブ・ザ・イヤー2020」を発表した。「オブ・ザ・イヤー」は欧米の音楽関係の評論家や記者50名の記名投票で選ばれている。今年の「オペラハウス」はフランクフルト歌劇場とジュネーブ歌劇場が同じ票数で分け合った。主な受賞者は以下の通り。

[オペラハウス]フランクフルト歌劇場 / ジュネーブ歌劇場

[女性歌手]マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
 =バイエルン州立歌劇場の《死の街》マリエッタとマリー役、アン・デア・ウィーン劇場の《サロメ》のタイトルロールが評価された。受賞は4回目。

[男性歌手]ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー)
 =バーデン州立歌劇場でのヘンデルの《トレメオ》のタイトルロールが評価された。

[若手アーティスト]ニコール・シュヴァリエ(ソプラノ)
 =アン・デア・ウィーン劇場の《皇帝ティートの慈悲》のヴィテリア役、ザルツブルク音楽祭の《イドメネオ》のエレットラ役が評価された。

[プロダクション]バイロイト音楽祭のワーグナー《タンホイザー》

[演出家]トビアス・クラッツァー
 =バイロイト音楽祭のワーグナー《タンホイザー》を演出

[初演]ウィーン国立歌劇場のオルガ・ノイヴィルト《オルランド》 / デンマーク王立劇場のハンス・アブラハムの《雪の女王》

[再発見]パウル・デッサウ《ランツィロット》
 =ワイマール国民劇場による蘇演

[オーケストラ]バイエルン州立歌劇場管弦楽団
 =9回目の受賞、連続7年の受賞。

[コーラス]シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団
 =13回目の受賞

[指揮者]キリル・ペトレンコ

写真:Bayreuther Festspiel


    もっと詳しく ▷





関連記事

  1. 訃報 〓 ルイス・デ・パブロ(91)スペインの作曲家

  2. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ニューヨーク発 〓 カーネギーホールがゲルギエフに“追加制裁”、5月のマリインスキー管との公演もキャンセル

  4. パリ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチにフランスの「芸術文化勲章シュヴァリエ」

  5. 訃報 〓 ヴィルジニア・ゼアーニ(95)ルーマニア出身のソプラノ歌手

  6. オタワ発 〓 フィンランドの指揮者ヨン・ストルゴールズがカナダ国立芸術センター管の8代目音楽監督に

  7. 訃報 〓 ホセ・アントニオ・アブレウ(79)エル・システマの創設者

  8. ストックホルム発 〓 ロイヤル・ストックホルム・フィルが聴衆なしの3回のコンサートを配信

  9. バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラが新型コロナウイルス検査で陽性反応

  10. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場のゲルブ総裁がプーチン大統領を支援する芸術家、大統領の支援を受ける芸術家や組織との関係を断ち切ると発言

  11. シュヴェービッシュ・グミュント発 〓 ジョシュア・リフキンにヨーロッパ教会音楽賞

  12. ドレスデン発 〓 モーリッツブルク音楽祭が開幕

  13. クアラルンプール発 〓 マレーシア・フィルの音楽監督に準・メルクル

  14. ニューヨーク発 〓 ニューヨーク・フィルがトゥガン・ソヒエフの出演をキャンセル

  15. ベルリン発 〓 ヨアナ・マルヴィッツがベルリン・コンツェルトハウス管の次期首席指揮者に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。